間違いだらけのネットワーク作り(91) 99/08/27
「アンバランスVoIP」
 
  今週は入会申し込み以外に会員の方お二人と、一般の方一人から面白いメールを頂きました。会員の方の一人は最近このページで取り上げた話題についてのコメント。ルータを使ったデータ・音声統合でSNAがブチブチ切れる、という記事に対してその対策案。もっともブチブチの事例は私の関わってないネットワークなので実験はできませんが、困っている担当の方に紹介しようと思います。掲載記事に関係ない話として、「ルータでTDMがリプレースできる、なんて言われているけどクロックの問題でそう容易ではない。どうしてこの問題を誰も議論しないのだろう。」というコメント。TDMをルータでリプレースするといったダイナミックな提案は思いもつかない私は、追加コメントをお願いしました。

  もう一人の方は国際ネットワークを担当している人。8月25日日経朝刊の「国際通信、企業の空き専用線活用、回線売買急拡大」を読んだトップから「ウチはどうなっているんだ」と聞かれ、国際専用線の使用していない時間を1分単位で売買するなんてことが可能かどうか、米国の専門家まであたって調べたとのこと。ずいぶん振り回されてフンガイした様子がメールの文面からうかがえました。もう新聞が書いていても信用しない、とのこと。
これももっと事実を詳しく教えて欲しい話題です。

  3人めはロケット発射の仕事に関わっている方。内容は無線LANについての質問ですが、それよりロケットを飛ばす人までこのページを見てくれている、というのが面白い。

  とりとめない記事の最後。VoIPの新しい資料が手に入りました。メーカーの方が講演に使ったものですが、事例が16も紹介されているのに感心しました。そこでスグやったのはサイト数の計算。2サイト〜最大で80サイト。平均17.6サイト。80サイトとはすごいな、と思って構成を見ると、本社と79ヵ所の営業所のルータが専用線で接続され、LAN上にVoIPゲートウェイが各サイト1台あり電話回線を収容しています。本社のゲートウェイも、営業所も電話回線が最大4回線しか収容できないもの。せっかく高価な専用線を80本も引いてデータ・音声統合しているのに、79個所の営業所から同時に本社と電話で話せるのはたったの4人なのです。これが、前回書いた内線チャネル数のアンバランスの典型です。ネットワーク構成は本社中心のスター型で電話のトラヒックも本社と営業所間が多いはずなのに、本当にこれで使えるのだろうか?とサイト数の多さに感心したのもつかの間、やっぱり落とし穴があったなと思いました。

 

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