間違いだらけのネットワーク作り(84) 99/07/10
「超レガシー」
 
 ここ2週間ほど、数年ぶりにレガシー、それも超レガシーなネットワークを設計しました。10年ほど前には銀行のプライベート・パケット網を企画・設計していたのですが、今になってX.25、HDLC、BSCといったレガシー・プロトコル主体のネットワークを設計することになるとは。

 ルータなんぞは何の役にも立たない世界がまだ残っているんですね。ATM交換機、PAD機能を持つノード、ルータを組み合わせた構成を設計しましたが、PADに詳しい技術者も少なくなっており苦労しました。現在20代の社員にはPADなんて名前すら知らない存在です。でも、意外に金融機関や大手製造業ではレガシーな端末が捨てきられず残っているものです。

 ルータで済ませられれば千万円単位の投資ですむリモートサイトの設備が、レガシーが何本もあるために億円単位の投資になります。ネットワーク設計の基本的な考え方を変えればもっとスッキリしたネットワークになるのでしょうが。条件が決められているため自由になりません。

 とはいえ、久しぶりにレガシーな思考回路を使い、何だかなつかしさにひたった2週間でした。

 話は変わります。この記事を書き始める直前にページの読者の方からメールが届きました。親会社でVoIPの導入を検討しているとのこと。偶然にもその会社は私の担当でRFPを貰っている会社でした。面白いことがあるものです。コンペの相手は先週の記事で触れた300拠点のVoIPにチャレンジしたメーカーです。おおこわ、逃げ出したくなりました。

 超レガシーな世界から先端の世界へ、頭のためにはいい運動です。

 

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