間違いだらけのネットワーク作り(65) 99/02/27
「END〜ENDのQoS」

 ATMを使ったWANはごく当たり前に作られるようになりました。しかし、END〜ENDつまり一方のPCなりサーバというエンドシステムから相手のシステムまですべてATMで接続されている、というのはまれで多くの場合システムはEthernetやFastEhernet/GigabitEthernet上にあります。
 LAN上でのQoS機能、ATM−WAN上のQoS機能をどう組み合わせればEND to ENDのパケットのフロー(TCPならコネクション)に対してQoSが保証できるか、その方法がDataCommunication誌2月7日号で解説されています。http://www.data.com/issue/990207/distance.html

 まだ、IETFやATMフォーラムで完全に標準化がされたわけでもなく製品が実用化されたわけでもない、著者の考えがまとめられただけのものです。正直いって深いところは分かりませんが、「複雑だなあ」というのと「まだ実用には時間がかかりそうだな」というのが感想です。

 ただ、IPで様々なメディアが扱われネットワーク上で競合するようになれば、IPの下のレイヤがATMであれフレームリレーであれEthernetであれ、END〜ENDでQoSを制御せねばならないのは納得できます。同時に思うのはATM交換機の無力さ。「QoSがATMの特徴」といってもEthernet上のトラヒックには手も足もでない。そのわりにはATM交換機はいまだに高い。ATM交換機のベンダーさん、そろそろバーゲンセールを始めたら、とあらぬ方向へ考えが飛びました。ATM専用線につなげるだけの多重化装置にすぎないなら高すぎます。
 
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