間違いだらけのネットワーク作り(58) 99/01/09
「まだまだ大きいネットワーク機器の格差」

 
 SIという仕事柄、さまざまなネットワーク機器をつねにWATCHしていますが、ローエンドの機器はともかくATM交換機やハイエンドのルータ/LAN−SWITCHにはいまだに機能的にも、価格的にも大きな格差があるのに驚かされます。コンピュータの世界ではWindowsNTサーバにしろ、UNIXサーバにしろ機能はソフトウェアで決まっており、ハードの価格も「実勢価格」という名の世間相場が形成されています。しかし、ハイエンドのネットワーク機器はまだマーケットが小さいせいか、あまりオープンでないせいか格差が大きいようです。

 ATM交換機は国産製品が充実して来たため、国内で使える製品は外国製を含めて品揃えが増えました。さすがにATMメガリンク対応のシェーピングの精度では国産に一日の長があるようです。交換能力にも製品間で大きな格差がありますが、面白いのは値段の高いものが必ずしも機能や能力で優れていないことです。

 LAN製品は先端的な機能を持った製品は圧倒的に米国のベンチャー製品が多く、価格もブランドの確立したベンダーよりはるかに安くなっています。LAN製品でブランドにこだわるような時代は終わったと思います。外国製を使う時こだわらねばならないのはSIや代理店のサポート力です。

 格差の大きいネットワーク機器の品定めをする上で、見極めが難しいのは品質と処理能力です。この2点に関してユーザの立場から見て腹立たしいのは情報開示が極端に少ないベンダーです。バグの原因や修正内容をキチンと説明しない、処理能力を数値として保証しない、そんなベンダーが結構多いのが現実です。クルマを売るのに排気量も馬力も教えないのと同じです。情報開示のないベンダーは使わない、これが品定めの第一歩ではないでしょうか?

 
ホームページへ