間違いだらけのネットワーク作り(53) 98/11/28
「VoATM内線網におけるSS7の必要性は?(2)」
 

本日、11月28日(土)9時30分〜13時まで研究会を行いました。一部上場企業の役員の方から、来春NTTに入社する大学生まで多士済々、19人が集まりました。講演のテーマはNTTパケット事業部の海野さんから「ATMセルリレーの紹介」、私、松田から「Multimedia over Packets」。半年後にまた開催したいと思います。ページを見ているだけの方も入会して参加しませんか?

さて、今週の本題です。11月7日の記事、「VoATM内線網におけるSS7の必要性は?」に対して情報化研究会の会員の方お二人からコメントを頂きました。お二人にメールの引用の許可を頼んだところ、KさんからOKが貰えましたので引用します。もうお一人のメールもOKを頂いた時点で紹介したいと思います。

Kさんからのコメント
「それから、今回の話題にあった共通線についてですが、現在のPBX網では共通線を導入していますが、ATM導入を期に基幹系ではほぼ廃止します。ただ、一部アプリケーション(G4 FAX,モデム通信)のためにATMのバックアップ回線としてTDM回線も残して、特番によりそちらを捕捉するようにしています。

  また、接続時間が多少長くなる、発信者番号通知ができないなど、若干サービスが低下しますが、このあたりは割り切りました。ただ、共通線を使ったサービスというのはあまり使ってませんので、それほど問題にはならないと思いますが・・。」

Kさんからの追加コメント
「音声圧縮したときにモデム通信はどうしているのかというのは、かなり気になるところです。これにはちょっと気を使いましたので・・。それから、音声圧縮のときにはG3 FAXは自動検出してFAX CODECへ切り替えるようですが、若干FAXのメーカや機種によって不具合がでるものがあるという話を聞きました。現在、ATMに切り替える前に社内のFAXのメーカと機種を洗い出している段階ですが、実際どの程度問題が発生しているのでしょう。」

○ATM内線網で共通線の必要性が低い、という点では私と同じご意見のようです。ATMのバックアップのためにTDMを残されていますが、Kさんの会社は回線も自前(自分で回線を引いている)という特殊事情が背景にあります。通信業者から回線を借りている一般の企業では出来ないことかも知れません。

○音声圧縮の時のモデム通信の扱いとは、PBX収容のモデムということだと思いますが私には経験がありません。ATM内線網でどういう方式がいいのか経験のある方はコメント頂ければと思います。でも、今後PC等の端末はモデムでPBXに接続されるものではなく、LANに接続されるのが普通でしょうから現在のモデムはATMには乗せない、という割り切りもできるのではないでしょうか?

○FAX CODECはかなりトラブります。やってみないと分からない、という面があります。はなはだしい場合、同じメーカーの同じ機番のFAXでも使っているROMの違いでOKの場合とNGの場合がありました。お使いのATM交換機でのFAXの実績を調べる他ありません。ATMメーカ−も世の中のあらゆるFAXをテストしているわけではありませんから、ファースト・ユーザになったら危険です。

  
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