間違いだらけのネットワーク作り(48) 98/10/24
「高速LANはGEだけで充分?」
 

○間違いだらけのネットワーク作り(9) 98/01/10 「ATM−LANは不要?」で、LANではATMよりもGigabitEthernet(製品としてはGEインタフェースを持ったSwitch)の方が優れている、という趣旨のことを書きました。その後、専門誌に紹介される最近のATM−LAN、GEの出荷状況を見るとGEの優勢は明らかなようです。

しかし、実際にネットワークを設計していると、そう事は簡単ではないようです。LANの世界だけならGEでありあまる帯域を確保すれば、ATMのQoSなど無くても遅延や帯域不足は問題になりません。ところが、ひとたびLANからWANに飛びだそうとすると「ありあまる帯域(回線)を」、「ビックリするような料金で」手に入れることは出来ません。

限られた帯域の回線で等時性を求められる音声/映像とデータが競合する場合、そこにはATMがやはり必要なようです。GEを持つスイッチの多くがATMインタフェースを持っているのも、それを意識してのことでしょう。それと日本国内で「速くて割安な」回線としてはATMメガリンクをはじめとするATM専用線、ATMセルリレー抜きには考えられません。これも以前書きましたが、「速くて安いからATMを使う」という状況は当分続くでしょう。

工夫を要するのはGE上の音声、映像、リアルタイム・データ、ディレード・データ等がWANに出ていくときにATMのQoSをどう対応づけるかです。

いずれにせよ、音声ハンドリング(PBXの収容や音声SVC)が得意なWAN用ATM交換機+GEスイッチ+α(?)というのが大規模な広域ネットワークでは一つの定番になりそうです。それともルータ屋さん、電話も何もかもルータに収容してルータ・オンリーの大規模ネットワークを作りますか?
 
 参考記事
LAN TIMES

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