間違いだらけのネットワーク作り(44) 98/09/26
「ATMセルリレーサービスのリニューアル」

NTTが9月21日に「ATMセルリレーサービス、フレームリレーサービスのメニュー充実に関する認可申請について」というNEWS RELEASEをしました。
http://pr.info.ntt.co.jp/news/news98/9809/980921a.html
ポイントは次のとおりです。
1. ATMセルリレーサービス(スーパーリレーCR)
○ 定額料金制への変更
 アクセス回線料、基本料、通信料からなる。基本料はVP単位、通信料はPVC/SVC単位の課金。基本料、通信料は距離に依存しない。SVCの通信料のみ時間比例の従量制。
○ 速度品目の多様化
VP:0.5M、1M、2M〜135M(メガリンクと同じ)
PVC/SVC:16k〜10M(HPの表では10Mまで。10M超は使えない?)
○ SVC、CBR/VBRの追加(従来はPVC、UBRのみ)
VBRではPCRとSCRで料金が決まる。
○平成10年10月サービス開始予定。
2. フレームリレーサービス
○ATMセルリレーとのインターワーク
○ 平成11年1月サービス開始予定。

3.感想
○NTTの専用線サービス部の提供するATMメガリンク、DR/DAとパケット事業部が提供するATMセルリレー/フレームリレーはますます競合する領域が多くなりました。事業部間の競争でサービスが充実し、安価になるのはユーザの立場からは大歓迎。反面、通信サービスの複雑化はエンドユーザにはマイナス。私のようなSIにはビジネスチャンスが増えてプラス?
○通信機器メーカーもメガリンク対応に加えてセルリレーへの対応が必要で気の毒。特に外国メーカーはますます日本国内のサービスに合わなくなるのでは?
○インターネット利用のVPNは国内では成立しがたくなりました。インターネットでVPNを作ってセキュリティやQoSで苦労しなくても、ATMメガリンク、DA、DR/ATMセルリレーで統計多重効果を活かした安価で高品質なプライベートネットワーク構築が可能になったということです。少なくとも大企業にとって国内のインターネットVPNなんて当分必要ないのでは?考えてみればATMメガリンクやセルリレー上のネットワークは既に物理レベルの回線を専有したプライベートネットワークではなく、VPN over Cellと言えます。
 

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