間違いだらけのネットワーク作り(40)  98/08/29
「IPのQoS(続々)」
 

IP上のQoS制御について情報化研究会の方お二人から追加情報が寄せられましたのでご紹介します。

1.IP上でQoSコントロールする製品の技術・機能面からの分類

帯域幅割当て製品
 キューイング・アルゴリズムまたはレート・コントロールを用いて特定のユーザーあるいはアプリケーションに対して割り当てる帯域幅を事前に算出する。帯域幅割当て製品の事例は以下の通りである。
・Aponet: Bandwidth Manager
・Ipsilon: Voyager
・Structured Internetworks: Ipath

インテリジェント・ネットワーク製品
 この製品は、ネットワーク・ハードウェアに分散され、すべてのネットワーク構成要素の動作を理論的に調和させてフローを最適化し、優先順位の割当てを行う。インテリジェント・ネットワーク製品の事例は以下のとおりである。
・3com: Transcendware
・Cisco: IOS Quality of Services and Netflow

キューイング製品
 この製品はトラフィックのクラスに優先権を与えるために、キューイング・ア
ルゴリズムを用いてトラフィック・クラスの優先順位を割り当てる。キューイン
グ製品の事例は以下のとおりである。
・Checkpoint: Floodgate-1(FloodgateのIntelligent Queuing Engineは
Weighted Fair Queuingの1バージョンを用いている)
・Xedia: Access Point (Class-Based Queuingを用いる)

レート・コントロール製品
 この製品はプロトコル内で動作し、通知パケットを受けとり、その内容を更新
してデータが転送されるレートを制御する。レート・コントロール製品の事例は
以下の通りである。
・Packeteer: PacketShaper
・Run: runTCP

2.PacketShaperの機能
LANとWANルータとの間に設置。機器には10Base-T、もしくは10/100Basse-T×2が実装されており、これをLANとWANルータとの間で使用する。ですので、WANが何であってもEtherポートを持っているものであればシェーピング可能。制御可能なものは以下の通り。

・IPアドレス
・アプリケーション(TCPポート番号)
・URLアドレス(user.html,index.html,.gif,.ram,他)
・プロトコル(UDP,ICMP,NetBIOS,SNA,FNA,IPX,AppleTalk,他)

IP上のQoS制御のために様々な製品がすでにある、ということが分かりました。これらの製品はまだあまり使われていないと思うのですが、実際に使った経験のある方がいらっしゃれば目的や有効性についてお教えいただきたいものです。

 
 

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