間違いだらけのネットワーク作り(38)  98/08/08
「IPのQoS」
 
先週の記事で同一VC上を流れるIPの中で、OLTPとFTPに異なるQoSを与えるにはどうすればいいか、という話を書きました。情報化研究会の方、3人からREPLYがありました。うち2人はMPOA、1人はルータの機能によるものです。

確かにアプリケーションが明示的にQoSを指定し、それによってアプリケーションが要求するVCのQoSが決まれば理想的ですが、製造業や銀行で現在動いている、あるいはこれから動くアプリケーションは単純なイーサネット上のシステムを前提としている場合がほとんどです。

やはり、ここしばらくはアプリケーションにはQoS制御を意識させずにポート番号やTOSフィールドを使ってネットワーク側が必要なQoSを判断し、ポート番号がFTPのそれならABR、それ以外ならVBRのコネクションをルータが設定する、あるいはルータ間のVCはあくまで1本であり、その上でルータが独自のQoS制御をする、といった方式が現実的なように思えます。

ちなみに、ルータでのQoSについて頂いたメールには”Packet shaperとかSun bandwidth allocater”というのが紹介されていました。しばらくこの周辺を勉強しようと思います。

p.s.今週ひさしぶりに面白い話を聞きました。広大なキャンパス・ネットワークを計画している人の話なのですが、支線系をギガビット・イーサで、バックボーンをATMで構築するとのこと。一瞬、高速な方が支線で、低速なのがバックボーンに使われるのでヘンな気がしました。厳密にはどうなんでしょう?利害得失は。とにかく面白い。

 
 
 

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