間違いだらけのネットワーク作り(37)  98/08/01
「ATMのQoSは無意味?」
 

最近、オンライン・システムではATMのQoS機能は意味がないな、困ったものだ、と思いながら設計をしています。というのも製造業であれ、銀行であれ、支店等のオンライン端末はすべてイーサネット上に移行しつつありプロトコルは基本的にTCP/IP。支店とコンピュータ・センタとの間がATMであれ、フレームリレーであれ、支店のルータとセンタのルータ間のPVCは基本的に1本です。この1本のPVC上をリアルタイムのOLTPであれ、ファイル転送であれ、すべてのIPトラヒックが流れます。

ATMがQoSを設定できるのはVC単位ですから、同一VC上を流れるIPトラヒックのうち、リアルタイム・アプリケーションだけ遅延や帯域幅を保証したいと思っても無理な話です。同一PVC上を流れる以上、ルータがアプリケーションを見分けてQoSを設定するしかありません。

無理やりATM側でQoSを効かそうと、ルータからATMノードへの物理ポートをリアルタイム・アプリケーション用ポートとそれ以外のポートに分けたり、PVCを2本持たせたりすることも考えられますが、いかにも無駄。

いや、それでもATMのQoSはこう使えばIP上のアプリケーション間で有効に使える、という方法はないものでしょうか?それともIP上のQoS制御はあっさりルータに任せた方がいいんでしょうか?

 
 
 

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