間違いだらけのネットワーク作り(29) 98/06/06
「導入進むOLTP over IP」
 

かつてはイントラネット上でのアプリケーションは、いわゆる「情報系」が多かったのですが、最近ネットワークを構築させて頂いているシステムでは基幹業務のOLTP、オンライントランザクション処理も含めてIPネットワーク上で実現することが当たり前になってきました。

街の書店のコンピュータ/ネットワーク関係の棚にも、「3層クライアント・サーバ」、「OLTP」、「TPモニタ」といったキーワードを表題にした新刊本が増えています。

IBMや富士通の汎用機上のレガシー・アプリケーションと、新しいC/S型のシステムを同一のクライアントから利用する環境も整いました。C/Sシステムの弱点としてクライアントのソフトウェアのメンテナンスの煩わしさがありました。これもインターネットの技術の応用で解決されています。

WindowsNTによるOLTPの新刊本を立ち読みするだけでも、そのへんの仕組みの概要がよく分かります。3層のC/S方式で、クライアントにはブラウザのみ、余分なアプリケーションは搭載しません。2層のアプリケーション・サーバにはWWWインタフェースとビジネスロジック、3層はデータベース・サーバです。

2層のアプリケーション・サーバにはSNA3270や富士通の6680をブラウザから使えるゲートウェイ・ソフトも用意されています。ブラウザ経由でレガシーなホストによるアプリケーションも、NT上やUNIX上のアプリケーションも使えることになります。

数100台、数1000台のクライアントPCが使われる広域ネットワーク上のシステムではクライアントの運用が大変ですが、PCにプリインストールされているブラウザだけでアプリケーションが使えることは大幅な運用負荷の軽減を可能にします。

ネットワーク設計としては、OLTPに必要なレスポンスや信頼性といったサービスレベルをシステム側とともに検討し、それを実現する帯域の割り当てや優先制御、バックアップ等を検討することが重要になっています。
 
 

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