間違いだらけのネットワーク作り(26) 98/05/16
「VOFR記事への反響その他」

先週、先々週とVOFRやデータ・音声統合の記事を続けました。読者の方の反応として、自社のデータ・音声統合ネットワークを検討して欲しい、というエンドユーザの方からのありがたい依頼がありました。

一方で国内通信機器ベンダーの方からは、某外国ルータ・ベンダーのデータ・音声統合機器を今まさに評価していること、原因不明の音声通話の切断(SVCの切断)等が起こっており、先々週の記事のように安易に導入は進められない、との声が寄せられました。

正直いって、VOFRやVOATMの製品であらゆる角度から見て100点がつけられる製品などありません。
利用する企業個々のニーズと利用環境を考慮し、それに最も適合した製品を選択して設計するしかありません。
設計のポイントはこのページで繰り返し述べてきたように、音質とデータの高スループットの両立です。

この記事を書く直前に日経コミュニケーション5月18日号が届き、某銀行の国際ネットワークの音声・データ統合が紹介されていました。第一印象。わずか30サイト足らずで初期投資4億円は高すぎる。類似の構成で国内の100サイト程度の銀行ネットワークは3億円程度で構築できます。第二印象。いつもながら日経コミュニケーションはいいことしか書かない。色々な苦労もあっただろうに何一つ書かれていない。読者に一番有用な情報はトラブル事例なのに。いいことだけじゃあ、メーカーの宣伝にすぎません。第三、不正確な記述。パスポートのフレーム・セルで使われる音声セルはATM標準の53バイトではありません。ATMで音声を送信していると書いているが、これは誤解を与えます。独自セルだということを明記すべきです。
 
 
 
 
 

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