間違いだらけのネットワーク作り(23) 98/04/25
「国産新ATM交換機の感想」

以前のこのページで「今年は国産各社が次世代ATM交換機を出荷する、楽しみだ」という内容の記事を書きました。今回から「次世代」というのはやめて「新」にかえました。「次世代」というほどの内容はないからです。国産各社の新交換機の調査は今年はじめから進めていましたが、ひととおり終わりました。

100点満点で70〜80点というところでしょうか。くわしいことはさしさわりがあるので書けませんが、いくつかの感想をまとめてみましょう。

@予想より高い価格

各社ともSVCによる音声サポートがセールスポイントの一つになっています。branch(支店)用の装置をルータと比較するとユーザから見た両者の違いは「電話が入るか入らないか」。しかし、価格は2倍以上違います。電話料金が安くなっている現在、とてもペイラインにのる価格とはいえません。

データと音声をbranchレベルで統合するにはFRADの方が正解でしょう。

Aアンバランスな機能

CBR、VBR等のサービス・カテゴリーの一部がサポートされてなかったり、ATMメガリンクのサポートに制限があったり。私には不要としか思えないLANEやルータの機能が入っていたり。

Bかゆいところに手が届かない

レガシー・データやフレームリレーで、これが出来れば、という機能がない。

C低速回線ではFRADの方が高効率

64Kの専用線でファイル転送すると、FRADでは約61kの実効スループット、ATMでは50k弱です。やはりATMでは64k、128kといった低速回線では効率は犠牲にするしかないようです。
 

あまりいいことを書きませんでしたが、Voice over ATMは音質でもいい線いっています。これからユーザに使われ、品質や能力などの本当の評価が定まっていくでしょう。でも、もう少し安くないと・・・。

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