高校のクラスで10年以上前からメーリングリストが作られていて、ほぼ全員が使っています。 そのメーリングリストで読書好きなIくんが黛まどかさんの「私の同行二人 人生の四国遍路」という本を紹介してくれました。 良さそうな本なのでさっそくamazonで購入。
私は黛まどかさんを知りませんでしたが、俳人としてずいぶん活躍している人でした。 自らの四国遍路をめぐりあった遍路さんや遍路宿の人との交流を中心に書いています。 てんぽのいい文章、わかりやすい俳句、出会う人の印象に残る言葉が多く、よい本でした。
激変するバンキングシステム
日本のバンキングシステムは激変しているようです。
富士通がATMと営業店端末から撤退へ、地方銀行の反発必至
正念場の日立、滋賀銀行と伊予銀行が次期勘定系システムの開発を相次ぎ中止
私の初めてのネットワークの仕事は銀行にパケット交換(X.25)を使ってマルチベンダーのシステムを1つのネットワークに統合する提案をし、構築したことです。 40年近く前なので大昔ですが、今でも銀行のシステム、バンキングシステムには関心があります。
富士通にとっても、日立にとってもバンキングシステムはかつてはメインフレーム(大型汎用コンピュータ)を使った儲け頭のシステムでした。 メインフレームの時代が終わり、銀行そのもののあり方が大きく変わって店舗の重要性も、現金の必要性も低下。 かつてはドル箱だったATMの製造から富士通は撤退し、日立はいったん受注したオープンシステムによる勘定系システムを滋賀銀行と伊予銀行からキャンセルされた。 富士通や日立にはバンキングシステム全体を構築する力がなくなったように見えます。
富士通、日立に限らずバンキングシステムをやっている日本のベンダーは安心して預金を預けられる信頼性の高いシステムを作る力を持っているのでしょうか。
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