間違いだらけのネットワーク作り(1322)2024/7/6
Time to Contentとは?(1322)

先週土曜日の第100回情報化研究会には14人が参加しました。 EARTHBRAINの大場さんから、コマツとEARTHBRAINが開発した建機遠隔操作システム、「Smart Construction Teleoperation」について講演していただきました。 遠隔操作においては「遅延」の制御が操作感を良くするために重要で、そのための工夫をしている、という点が私には一番印象に残りました。

、「Smart Construction Teleoperation」については7月の@ITのコラムで、他の5G事例とともに紹介したいと思います。 コラムの題は「ここまで来た、5G活用」(仮)です。 

Time to Contentとは?
Ericsson Mobility Reportは以前、熱心に読んでいて「モバイル化する世界」というスライドを作って講演で使っていました。 モバイル化は当たり前になったので、最近は読まなくなりました。 半年に一度発行されるレポートの最新版の記事です。
「5G SA展開とミッドバンド活用を加速」、Ericssonの最新モビリティーリポートから
特に目新しい内容はありません。 1つだけ、眼に止まったのは「Time to Content」という用語です。
"クリックしてからコンテンツが始まるまでの時間(time-to-content)が1.5秒未満のユーザー体験実現は、5Gミッドバンドのネットワーク環境で97%、5Gローバンドは67%、4G)使用時は38%となっている。"
こんなネットワークの性能指標があるのですね。 大昔、銀行ネットワークの設計では「レスポンスタイム」が重要で、待ち行列の公式を使って必要な回線速度を計算したものです。 現在の企業ネットワーク設計でレスポンスタイムを計算することなどなくなりました。
ちなみに5Gミッドバンドとは1GHzから7GHz、ローバンドは1GHz未満です。

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 tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp



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