将棋の藤井聡太七冠王が前人未踏の八冠王に挑戦している王座戦第3局が9月27日に行われました。 永瀬王座との5番勝負はここまで1勝1敗。 第3局に勝利すれば八冠王に大きく近づきます。 この将棋は序盤から終始後手の永瀬王座が有利に指し進めていました。 藤井聡太君の大ファンである私はYoutubeのリアルタイム中継とWebの棋譜中継を1時間おきくらいにチェックしていました。
すでに終盤に入っている65手目に藤井七冠が飛車で王手をかけた時点でAIの評価は永瀬王座が勝つ確率が95%、藤井七冠は5%でした。 時間は午後7時半くらいだったでしょうか。 しかし、素人目にはAIの評価値ほど形勢に差があるようには見えませんでした。 永瀬王座は相手玉を詰ませるために有効な金や銀を持ち駒に持っておらず、藤井七冠の玉を詰めるにはまだ手数がかかるように見えたからです。
66手目、永瀬王座は持ち時間を使い切って1手1分以内に指さねばならない中、自玉の横に飛車を打って王手を防ぎました。 これが悪手で形勢逆転、その後、藤井七冠が着実に寄せて(相手玉を詰ましに行くこと)、あっと言う間に勝利を収めました。
この将棋を観て分かったこと。 AIが示す勝利の確率が95%、という意味は「正解の手を指せば95%という意味であり、95%だから簡単に勝てるわけではない。 正解の手を1分以内に指すのはトッププロにも難しい。」ということです。 同じく1分将棋になっていた藤井七冠が1分以内に相手のミスをつく手を指して、再逆転を許さずに勝ち切ったのはすごいことだと思います。 八冠制覇が大きく近づきました。
個性的なクラウドPBX
第91回情報化研究会を先週土曜日(23日)に開催しました。 17名が参加。 メインの講演ではワイドテックの山本史(ひさし)さんにクラウドPBXの事例を紹介してもらいました。 下図がその概要図です。
サービスの名称は「Widefone」です。 特徴は次のとおり。
@PBXレスを簡単に実現
既存の代表電話回線はそのまま残置。 代表への着信はボイスワープでWidefoneに転送。 ユーザー側設備はスマートフォンのみなので、既存のPBXからの移行が簡単。 固定IP電話機の併用も可能。
A在宅勤務対応
在宅勤務時もスマホで代表への着信を受電可能。 スマホからの発信時は発信者番号として自分のスマホに付与された050番号、または代表番号を都度選択して発信できる。 受電した代表電話の内線転送も可能。
BBYOD対応
個人のスマホに050番号を付与して社用携帯として利用可能。 スマホの090/080番号を使わず、050または代表番号で発信できるため通話料の負担もなく、個人の携帯番号を知られることもない。 上図では楽天モバイルのスマホを使っているが、スマホの携帯電話事業者はどこであってもよい。 ただし、050番号は楽天の番号を使用。
C高音質
自社開発の通話アプリとコーデックの最適化により高音質を実現。
D安価
050番号利用料を含む、端末あたりの利用料が他のクラウドPBXと比較して安価。 また、通話料も抑えられる。
クラウドPBXとしてTeamsやZoomPhoneといった大手のサービスだけでなく、Widefoneのような個性的なサービスも検討の価値があると思います。
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