土曜日の日経新聞に連載されている若松英輔さんの「言葉のちから」を毎週読んでいます。 分かったような、分からないようなことを書いているのが面白いと思っています。 今朝のテーマは「着手と着想〜カール・ヒルティ『幸福論』」。 めずらしく分かり易い内容でした。
眼の前にやるべき仕事があっても、いい着想がないとか、やる気が出ないとか、頭の中で言い訳を考えて、仕事を始められないのはよくあることです。 原稿を書く仕事など特にそうだと思います。 ヒルティの「幸福論」第1章は「仕事の上手な仕方」という題だそうです。 「まず何よりも肝心なのは、思い切ってやり始めることである」 「感興がわくのを待って仕事を始めるのではなく、感興は仕事の最中にもっともわきやすい」。たしかに、そんな経験はけっこうしています。
日本の企業の生産性が低い理由
Adobeが2023年9月12日、「デジタルワークの未来」と題したグローバル調査の結果を公式ブログで発表したそうです。
なぜ日本の大企業の生産性は低いのか? 「悪影響をもたらすテクノロジー」「好影響をもたらすテクノロジー」が調査で判明
生産性を高める手段として「自動化」「AI(人工知能)」「デジタルドキュメント」が重要、という結果なのですが、Adobeのやった調査で「デジタルドキュメント」が入るのはちょっと信ぴょう性に?が付きますね。
日本の大企業の生産性が低い理由は分かりませんが、プロジェクトをやっていると「明確な結論をすばやく出さない」、「問題をあいまいな状態にしたまま解決を先延ばしにする」傾向があるように思います。 効率よりも「波風を立てない」ことを重視するからです。
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