先週までは好天続きだったのですが、今週は天気が良くないですね。 昨夜から雨が降り続いています。 けっこう雨脚が強くて、こうして机に向かっていても雨の音が聞こえます。 「日々是好日」という茶道について書かれたエッセイに「聴雨」（雨を聴く）という言葉がありました。 茶室の床の間にかけられた掛け軸に書かれた言葉です。 激しい雨の降る中、お茶の稽古をしている著者が雨の音を一心に聴きながら内省を深めて、茶道の意味（おそらくたくさんある中の一つ）を発見する過程が書かれています。 この本のクライマックスです。 茶道をまったくやらない私が読んでも心を動かされました。 雨の音を聴いて、この本を思い出しました。
Emotetが再襲来
今週はEmotetの記事が眼に止まりました。
懲りないマルウエアEmotetがまたも襲来、今度は謎の巨大化で500Mバイト以上に
Emotetはメールで感染を広げるマルウエア。 不正なマクロが仕込まれたWordやExcelのファイルがメールに添付されて送られ、それを開いてマクロを有効にするとEmotetの本体であるマルウェアがダウンロードされて感染します。
Emotetは活動と休止を繰り返しているそうで、第1波（2019年9月〜2020年2月）、第2波（2020年7月〜2021年1月）、第3波（2021年11月〜2022年7月）、第4波（2022年11月）10日間のみ、そして2023年3月7日から始まった現在が第5波だそうです。
コロナの感染の周期みたいですが、間隔はコロナより長いですね。 今回の特徴は添付ファイルの大きさが500Mなどと大きいこと。 ファイルサイズが巨大だと検出不能になるウィルス対策ソフトが多いのだそうです。
安心材料はWord、Excelのセキュリティが昨年強化されたこと。 インターネットからダウンロードしたWordやExcelのファイルのマクロを既定で無効にし、「編集を有効にする」や「コンテンツの有効化」などのボタンが表示されないため、簡単には有効化できなくなったとのこと。 ともあれ、メールに添付されたファイルを安易に開かない、urlをクリックしない、というセキュリティ対策の基本を守ることが大事ですね。
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