間違いだらけのネットワーク作り(1207)2022/4/9
SA5Gの実験(1207)

今週、遅れていた確定申告をやっと終わらせ、昨日税金を払いました。 ふつうの確定申告は30年くらいやっているので慣れているのですが、今年は初めて青色申告をしたので時間がかかりました。 青色申告は事業の決算をしてB/S、P/Lも提出します。 手作業では無理なのでクラウドサービスを使いました。

マイナンバーカードを読み取る1000円のICカードリーターをamazonで買い、一昨日e-taxで確定申告を済ませ、昨日税金を郵便局で払いました。 給料から源泉徴収されると税金を払ってる感がないですが、ATMで現金を下ろして支払うと払ってる感たっぷりで、「払いたくないなあ」と強く思いました。 ふだんの買い物でこんな金額払うことないですから。

SA5Gの実験

KDDIとソニーがSA(Stand Alone)型の5Gを使った実証実験を行いました。

KDDIとソニーがゲームストリーミング実証、5GのSA運用が消費者市場を開拓する鍵

ソフトバンクとドコモは2021年に、KDDIは今年に入ってSA5Gのサービスを始めました。 3社とも最初は法人向けですが、ドコモとKDDIは今夏からコンシューマー向けサービスを始めるそうです。 上記の実験はコンシューマー向けサービス開発の一環のようです。

実験は自宅にあるプレイステーションをと外出先のスマートフォンをSA5Gで接続し、スマホでプレステのゲームをプレイするというもの。 ゲームのストリーミングをスライスという仮想ネットワークで扱い、一般の通信より優先して扱う仕組みです。 ネットワーク全体にトラフィックの負荷をかけても、ゲームのストリーミングには影響なく安定して映像を送れることを検証したとのこと。

今回のスライシングは対象を端末で識別しているため、アプリケーションごとにスライスを変えることは出来ません。 優先制御が不要なアプリまで優先されるので無駄が生じます。

コンシューマーがSA5Gを使うかどうかは料金とメリットを天秤にかけて決めるのでしょう。 そもそも、SA5G以前に5Gを使うと月額料金が4Gより1000円以上高くなります。 4Gでは出来なかったことが出来るようになったり、料金に見合うだけの快適さが得られれば5Gのユーザーは増えるのでしょうが、実際のところどうなのでしょう?

昨年9月末時点で4G LTE契約数は1億4633万、5G契約数は2922万。 5Gはけっこう増えていますね。 1000円程度の料金アップは問題にならないようです。 SA5Gがどの程度の料金になり、コンシューマーがどんな反応を示すか楽しみです。

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