今日は第75回情報化研究会を開催します。 メインはジョンソンエンドジョンソンの池さんの講演で、ロボット倉庫について話していただきます。 池さんは学生時代に情報化研究会に入っていたそうで、その後いったん離れて、また入会したのだそうです。 京都研究会や東京での研究会に参加した人は覚えているのですが、池さんのことはオンライン研究会に参加してくれて初めて知りました。
私も工場のロボットを動かす5Gネットワークを手がけているので、倉庫のロボットやそれを動かすワイヤレスネットワーク(独自規格だそうです)がどんなものか講演を楽しみにしています。
音声CODEC
テレワークの広がりで、スマホ・IP電話の利用が増えています。 在宅勤務でも代表着信を受電したり転送された電話に出たりと、会社にいるときと同じ電話の使い方をしたいというニーズはけっこう強いです。
気になるのは音質です。 IP電話の音質を左右する要因はたくさんがあります。 今、必要があってちょっと復習しているところです。 ソフトフォン専業のageet社・岡崎さんによると、CODECの性能とSBCが大きな要因の一つだそうです。
PSTN(公衆電話網)で使われているのはG.711で、よく知られているように1秒間に8000回サンプリングして音声をデジタル化します。しかし、Teamsは音質をよくするために16000回、LINEは最大48000回のサンプリングが可能なCODECを使っています。
なので、Teams同士、LINE同士だと音質が良くなるわけです。 ところが、Teams端末がSBC(Session Border Controller)を介して普通の電話機と通話するとCODECはG.711になってしまうので、音質は劣化します。
企業内部の内線は独自CODECで音質を良くできるけど、大事な外部の顧客との電話はそこそこの品質のG.711になってしまうのが残念な点です。 もっとも、現実のIP電話では「途切れ」がよく問題になりますね。 さて、いろいろな要因を考えて音質のいいスマホ・IP電話を実現するにはどうすればいいか、もう少し勉強してまとめます。
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