間違いだらけのネットワーク作り(1195)2022/1/15
安くなった?ローカル5G(1195)

2年前から在宅仕事となり、運動不足対策で小金井公園を1時間歩くのが日課になりました。 在宅勤務と言わないのはもうサラリーマンではないからです。 今の時期の楽しみは梅園にあるいろいろな種類の梅がだんだんと開花することです。 一番早いのが「八重冬至」。 名前のとおり冬至の頃、開花するのですが今冬はちょっと遅れて1月初旬に開花しました。

今週は「水心鏡」、「八重野梅」(やえやばい)、などが開花し、今日は「長寿」が開花していました。 梅は江戸時代に様々な品種が作られ、300種類くらいあるそうです。 多くは見た眼の印象で名前が付けられていますが、「長寿」は違いますね。 名前の由来を調べたのですが、分かりませんでした。

「長寿」


安くなった?ローカル5G

2019年12月にローカル5Gが制度化された当初は、利用できる機器がキャリア向けの大型のものしかなく、ローカル5Gの導入には億円単位の費用がかかっていました。 ここに来て、ローカル5Gも2つの要因でコストが下がっています。

1つはNSAからSAになったこと。 NSAでは4Gと5Gの2種類の設備が必要ですが、SAなら5Gだけなので機器構成がシンプルです。 もうひとつはキャリア用の機器ではなく、IAサーバに5Gコア等のソフトウェアを搭載して使えるようになったことです。

富士通のPW300やAPRESIA Systemsの'ApresiaAERO'シリーズが該当します。 Apresiaの5Gコアはオープンソースの5Gコアに自社開発を加えたソフトウェアをIAサーバに搭載しています。 今や5Gコアまでオープンソースで手に入るのですね。

Webに公開されている情報だけ見ると富士通の製品の方がスペックが上のようです。 富士通は下りで4×4MIMOをサポートしていますが、Apresiaはしていないようです。 安価になったとは言え、最小構成で1000万円単位の費用がかかります。

問題はユーザーが費用に見合うだけのメリットを得られるかどうかです。 費用がキャリア5Gを使うよりはるかに高いのに、速度や遅延がさほど変わらないならローカル5Gを使う意味がありません。 さて、どうなのでしょう。

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