先週土曜日の第70回情報化研究会「AWSネットワーク設計入門」には21人が参加。 牧野フライス製作所の志津里さんが大変、有用な話をしてくれました。 AWSのネットワーク設計だけでなく、クラウド時代のネットワークエンジニアの役割、習得すべき知識や勉強の方法が参考になりました。
クラウド時代に活躍できるネットワークエンジニアとは?
まず志津里さんの講演資料全体を共有します。
AWSネットワーク設計入門
ポイントはこの言葉です。
「俗説:ネットワークエンジニア・インフラエンジニアはクラウド流行でオワコン」
本当に?
「いいえ、適切なサービスの選定、設計にはやはり専門知識が必要。更にそのサービス全体を見る視野も求められる。但しクラウドサービスについて概略を知る必要はあり」
クラウドの利用においてもネットワーク設計のノウハウは不可欠。 AWSやAzure独特の仕組みや用語は勉強する必要がありますが、ネットワーク設計の基本は変わらないということです。
志津里さんは勉強に役立つAWSのオンラインセミナーやドキュメントも紹介してくれています。 私も「AWSでサードパーティーの仮想ルーターが活躍する理由とは?」というコラムを書くために志津里さんに教えてもらったAWS Black Belt Sminarを2、3見ました。 私は基本設計レベルの知識で十分なので、これで勉強は終わり。 しかし、本格的に勉強する人にとってAWSの山ほどあるセミナーやドキュメントを自分で読んで体系的な知識を頭の中に作り上げるのは大変だと思いました。
そのことを志津里さんに言ったら、「私もAWSの資格を取るために本を読みましたよ」とのこと。 やはり、最初に体系的な知識を本で身につけて、その後、Wavelength等の個々のサービスを習得するためにセミナーやブログを活用するのですね。 皆さん、最初はしっかり本を読んで資格を取りましょう。 私はこれまでもこれからも、アイデア力とまとめ力で勝負するので基本設計レベルの知識だけで十分、その先を勉強するつもりはありません。
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