東京はここのところ雨続きで、一昨日も昨日も朝のルーティンであるウォーキングが出来ませんでした。 今日は8時前に雨が上がっていたので歩き始めたのですが、途中から傘をさしました。 晴れていれば空も木々もきれいで気持ち良く歩けるのですが、好天は火曜日までおあずけのようです。
9月の研究会は25日(土)19時から開催します。 テーマやプログラムは来週お知らせします。
クラウドが5Gを飲み込む
「テレコミュニケーション」誌の9月号は「5Gインフラディープガイド」という特集記事を掲載しています。 この中で「パブリッククラウドへ引越し始まる 5G網をAWS/Azureへ」という記事が面白かったです。 ネットワークがクラウドに飲み込まれるというトレンドは分かっていましたが、キャリアの5Gネットワークもクラウドに吸収され始めているのです。 2つのキャリア事例が紹介されています。
「米DishNetwork(5Gを機に新規参入した携帯電話事業者)」
AWSで5Gネットワークを構築。 ノキアのクラウドネイティブ5Gコアを用いてAWS上で5Gネットワークを構築。 O-RANではDU/CUにマべニア、アルティオスター、RUに富士通を採用。
複数のAWSサービスを組み合わせることで、MECやプライベート5Gの提供も可能なネットワークを展開。 AIを活用したパフォーマンスの最適化によるサービスの向上も予定。
「AT&T」
モバイルコア機能や音声・データ通信サービス機能などを含む「Network Cloud Platform」をAzureに移行。 運用するエンジニアも丸ごとマイクロソフトがAT&Tから買収。
新たなソリューションや機能は「Azure for Operator」から提供。 コア、MEC、RANまでキャリアネットワークのクラウド移行が可能。
何故、キャリアは5Gネットワークをクラウドに構築するのか?
@ハイパースケールの技術・ノウハウが活用できる
ピーク時のトラフィックに合わせたオーバープロビジョニングが不要。 スケールアップやスケールダウンが容易。
A機能拡張が容易
MECやプライベート5Gの展開が容易。 マーケットプレイスから機能を選択して数週間あるいは数日で構築できる。 AIその他のサービス・機能群も5Gの新サービスの開発に大きく役立つ。
キャリアだって5Gネットワークをクラウドに構築するのだから、企業ネットワークもクラウド上に構築した方がいいに決まっています。
*ここに書いてあることで質問、ご意見などありましたら掲示板かメールでお知らせください。
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