間違いだらけのネットワーク作り(1173)2021/08/07
中小企業の8割がFAXで受発注(1173)

土曜日の朝は日経新聞の読書欄を読むのが楽しみなのですが、なかなか読みたいと思う本に出会うことはありません。 しかし、文化欄の森田真生さんのエッセイが面白く、「独立研究者」という肩書にも興味をそそられたので「数学する身体」という著書を注文しました。 私と同じ東大経済学部出身なのですが、東大理学部数学科に学士入学。 大学院の入試に失敗してからは数学についての講演や著作を仕事にしているそうです。
私も4月から「独立エンジニア」(といってもプロマネの仕事が主)として働いていることもあり、「独立研究者」という言い方に共感しました。
 

中小企業の8割がFAXで受発注

1週間ほど前にクアラルンプールに住む次男から、メールでメモを送るのでFAXで転送して欲しいと頼まれました。 未だにFAXしか使えないところがあるのだなあ、と思いながら10年ぶりくらいにFAXの送信をしました。 自宅のFAXは10数年前に買ったものですが、バッテリーの交換は何度かしたものの本体はきちんと動きます。 かつては妻が生協の注文をFAXで送っていましたが、とっくにWeb注文になったのでFAXなど使うことはなくなりました。 なので、この記事には驚きました。

中小企業の8割が「ファクスで受発注」の現実、DX時代に日本の競争力が失われる

FAXを使うのは保健所だけじゃなく、中小企業では使うのが当たり前なのですね。 DXはビジネスプロセス全体の流れを見直してデジタル化するものです。 FAXはデジタルの流れを分断して「手作業」を介在させるので、DXどころじゃありません。なぜFAXがなくならないかは、この記事を読んでください。

IPネットワークである企業ネットワークでもアナログで画像を送るFAXはやっかいものです。 「みなし音声」として扱ったりしますが、100%送れるわけじゃありません。

15年前にこんなコラムを書きました。

名刺からFAX番号をなくそう

名刺にFAX番号を入れている人はさすがにもういないでしょう。 しかし、中小企業ではFAXが今も必需品なのですね。 このコラムの最後に出てくる鰻屋は上野の「伊豆栄」(いづえ)です。

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