間違いだらけのネットワーク作り(1150)2021/02/27
意味がなくなった『ギガ』(1150)

先週の研究会には21人が参加、元ユニシスの中島さんから「洋ラン栽培の楽しみ」を話していただき、ageetの岡崎さんと猫田さんには「テレワーク最強ツール」のプレゼンをしていただきました。

中嶋さんによるとランの種子はベビーパウダーの粉ほどの小ささで、人工的に栽培するときにはフラスコの底に寒天で作ったシートに撒くのだそうです。 すると無数の小さな芽が発芽するので、複数のフラスコに分ける、さらに成長するとまた器を変えて分ける、・・・こんなことを繰り返して成長させ、花を咲かせるまでには5年から6年かかるそうです。 ランが高価なのは手間と時間がかかるからなのですね。 中嶋さんは自宅と借りている温室で約300株のランを育てているそうです。 美しい花の写真をたくさん見せてもらいました。 鉢が手のひらに載る程度の小さなものが多く、こういう花を机に置いたらいいだろうなあと思いました。 自分で栽培する気にはなれませんが、月替わりでレンタルできるなら借りたいです。

ageetさんの話ではIPaaS(Integration Platform as a Service)が興味深かったです。 複数のサービスを自動連携させ、業務フローの効率化を図る仕組みです。 RPAと似ていますが、RPAはAPIを持っていない社内システム間の連携が出来ますが、IPaaSは連携するクラウドサービス等がAPIを持っていることが前提になります。 今回は時間がなく詳しい話が聴けませんでした。 4月17日(土)に予定している第22回京都研究会で、より具体的な話をしてもらうことになりました。

3月の打倒!コロナ研究会は3月20日(土)に開催します。 内容は来週のこのページでお知らせします。

今週、小金井公園ではクロッカスが咲きました。 クロッカスという名前を知っていたわけではないのですが、写真を撮ってGoogleレンズで調べて知ったのです。 ヨーロッパでは春を告げる花と言われているそうです。



意味がなくなった『ギガ』

今週のネットワーク関係のニュース、大したものはなかったですが眼についたのはこれくらいです。

MVNO業界に衝撃を与えたIIJmioの新料金プラン なぜここまで安くできたのか?

2ギガバイト、音声つきで780円/月から。 MVNOは安さしか取り柄がないので、悲しいですね。 総務省に絶大な影響力のある、モラルが高いとは言えない首相の鶴の一声でMNOが携帯料金を大幅に値下げ。 それに対抗してMVNOも。 安くなることはユーザーにとっては良いことですが、安さでしか競争できないのは情けないです。

企業ネットワークはとっくの昔に安さ追求の時代が終わり、今はDXにスピーディに対応できる「柔軟性・拡張性」、「セキュリティの高さ」が重要な目的になっています。 コンシューマー向けのサービスはどこまでも安さ追求なのでしょうか。 安いのはいいけれど昼休みになったら動かない「安かろう、遅かろう」くらい解消して欲しいものです。

表題、「意味がなくなった『ギガ』」。 在宅勤務をしている多くの人にとってギガは無意味になりました。 何故なら、自宅で固定回線のインターネットを使っていれば、スマホは常時その回線を使うのでギガが不要だからです。 私の場合は会社貸与のPCは机の近くのRJ45ジャックにLANケーブルでつなぎ、スマホはWi-Fiで接続しています。 家庭の主婦も同じ。 出かける機会が減っているので外でギガを使うことがない。 ギガが安くなって嬉しいのは自宅に固定回線を持っていない単身世帯や若年世帯だけです。

MVNOにはギガの安さではない、もっと嬉しいサービスを提供して欲しいものです。

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