間違いだらけのネットワーク作り(1143)2021/01/09
見守りロボットが届けるのは『安心』だけじゃない(1143)



今週、小金井公園の梅園で新しい梅が開花しました。 漢字で「鴛鴦」という名札がかかっているのですが、読めません。 名札の裏に読み仮名がありました。 「えんおう」と読むそうです。 鴛(えん)はオシドリのオス、鴦(おう)はメスのことだそうです。 オシドリは夫婦仲が良い鳥として知られていますが、この梅は一花に二つの実ができることから、二つの実をオシドリの夫婦に見立ててつけられた名前です。

見守りロボットが届けるのは『安心』だけじゃない(1143)

1月7日(木)の読売新聞に「みまもり パペロ」が掲載されました。

安心届ける「見守りロボット」

「安心届ける『見守りロボット』」と見出しがつけられていますが、ロボットが届けるのは安心だけではありません。 安心以上にご高齢者に喜んでもらっているのは「癒し」です。 ロボットと会話したり、家族とコミュニケーションできることで、コロナ禍で人と会うこともままならないご高齢者の孤独感や退屈感が癒されるのです。 このことはご高齢者へのインタビューやアンケートで明らかになっているだけでなく、利用統計にもはっきり表れています。

みまもり パペロのメニューで見守りは当然、よく使われています。 しかし、一番使われているのは「おしゃべり機能」なのです。 ロボットに話しかけると返答をする、というAIを使ったメニューです。 平均15回/日、多い人は1日50回以上使っています。 話し相手がいる、ということが大事なんですね。

会話AIはGoogleHomeほど賢くはなく、返答するのに時間がかかったり、ちょっと方向違いの答えをしたりするのですが、少々はずれている方がご高齢者は面白いようです。

この記事は連載記事の中の1つとして書かれました。 連載の通しタイトルは「間合い再考」。 今回は「実家」が対象。  間合いをとる、とは「何かをするのに適当な距離や時間をあけること」なのですが、見守りロボットと「間合い」がどう結びつくのか記事の文章では分かりませんでした。 今度、担当した記者に質問しようと思います。 この記者にはZOOMで1時間ほどかけてサービス内容を説明し、大阪の展示センターでデモも観てもらいました。

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