間違いだらけのネットワーク作り(1130)2020/10/10
感情表現字幕システムとは(1130)

「日日是好日―お茶が教えてくれた15のしあわせ」という本を先週の研究会やオンライン飲み会等で紹介したろところ、数人の方から本を購入したと連絡がありました。 早い人は感想をメールで送ってくれました。 やはり、けっこう感動したようです。 「お茶の生き方」と著者が書いていることは茶道をやらない人にも参考になります。 著者がお茶を楽しむ姿を読むとこちらの気分も上がります。 

第7回打倒!コロナ研究会・第59回情報化研究会は11月14日(土)19時から開催します。 ミニセミナーは「ネットワーク・トピックス」で、メインは「星月夜・チェンバロを楽しむ」です。 9月の研究会の後の懇親会で、私はBS4Kの「空港ピアノ」という番組のことを話しました。 その時、「この中でピアノが弾ける人?」と聞くと2人が手を挙げました。 その1人が梁田さんです。 4歳から高校3年生までピアノを習っていたとのこと。 現在、自宅にはピアノはないけどチェンバロがある、と言うので「じゃあ、ぜひチェンバロ演奏会をZOOMで」とお願いしたのです。 チェンバロはピアノより古い楽器で、形はピアノそっくりです。 しかし、ピアノが弦を打つ打楽器であるのにたいし、チェンバロは弦をはじく弦楽器なのだそうです。 どんな音色なのか聴くのを楽しみにしています。

ちなみに、もう一人手を挙げたのは50代の男性です。 幼いころピアノを習っていたけど、長く離れていたのですが、最近電子ピアノを買ったそうです。 今、電子ピアノは品薄で注文してもなかなか届かないそうです。 コロナで在宅時間が長くなり、楽器を楽しむ人が増えているのでしょう。

感情表現字幕システムとは

10月3日の第6回打倒!コロナ研究会・第58回情報化研究会では、NHKテクノロジーズの岡田俊一さんに感情表現字幕システムについて講演していただきました。

字幕は聴覚障害のある方だけでなく、ふつうの人もバラエティ番組などでやたら早口で聴きとりづらい会話を字幕で追う、ということはよくありますね。 この字幕、速記用のタイプライターを使って人間がリアルタイムで打っているんですって。 すごいですね。 ニュースの字幕は表示が一瞬遅れますが、それは打った内容を別の人がチェックするからだそうです。 バラエティの字幕はともかく、ニュースの字幕が間違っていると大変だからです。 年を取れば誰でも耳が遠くなるので、高齢化が進むほど字幕は大事になりますね。

感情表現字幕は単に会話を字幕にするのではなく、AIが話している人の感情を顔の表情や会話の内容から読み取って、感情に応じたフォントで字幕を自動作成するシステムです。 それによって、楽しめる字幕にするのが目的です。 DNPとNHKテクノロジーズの共同開発で、元になっているのはDNPの感情表現フォントだそうです。

このシステムを展示したところ、Youtuberからの問合せがたくさん来たそうです。 たしかに、音声と映像だけじゃなく、楽しい字幕が自動で表示された方が彼らの商売にはいいかも知れません。

解説ビデオはこちら。感情表現字幕システムの紹介

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