間違いだらけのネットワーク作り(1124)2020/8/29
4G周波数の5G転用(1124)

在宅勤務を始めて5ヵ月が過ぎました。 この間、一度も会社に出ていません。 これだけ在宅が長くなっても、通勤していた時と同様に規則正しい生活になっています。 服装も休みの日は朝からTシャツ姿ですが、仕事の日は襟のあるシャツにベルトをしたズボンです。 お客様とのZOOMが多いのですが、ビデオは必ずONにするのでラフな服装はできない、という理由もありますが、服装を変えることで仕事のON/OFFのけじめがつきます。 夕方、仕事が終わった瞬間にラフな服に着替え、リビングのテレビでYoutubeのラジオ体操第1第2を再生して体をほぐします。 朝のウォーキングから夕方のラジオ体操まで、毎日ワンパターンで繰り返し。 けっこう、気に入っています。

  9月の第5回打倒!コロナ研究会は9月5日(土)19時から開催します。 講師は前・カジマアイシーティ社長、松田元男さんです。 プログラムをは下記のリンクにあります。

第57回情報化研究会・第5回打倒!コロナ研究会

この研究会から、新趣向で講演の後に「ミニセミナー」を20分入れました。 今回のテーマは「クラウド接続サービス」です。

4G周波数の5G転用

今週は総務省が省令を改正し、4G用の周波数を5Gに転用できるようになった、というニュースが眼にとまりました。



4G周波数を5Gに転用する狙いは既設の4G基地局を使って、5Gのカバーエリアを一気に広げることです。 ソフトバンク、KDDIが転用に積極的なのに対し、NTTドコモは消極的な意見を表明しています。 理由はもっともなもので、上図のとおり、4Gの周波数帯域幅は狭いので5Gで使っても高速大容量にはならないからです。 表示だけが5Gで、速度が4G並みでは「優良誤認」になる、というのがドコモの主張です。

5G対応エリアを広く見せる、というマーケティング上の効果はあります。 なので、ドコモは本来の5G周波数を使っているエリアと4G周波数を使っているエリアを区別して表示すべき、と言っています。

この議論の背景にはドコモが使っている基地局と、ソフトバンク・KDDIが使っている基地局の機能差があるようです。 ドコモは国産メーカーがメイン、他の2社は欧州メーカーが主。 欧州メーカー製の基地局は4G周波数を4G端末と5G端末に効率的に割り当てるDSS(Dynamic Spectrum Sharing)という技術をサポートしていますが、国産製基地局では使えないようです。 NTTドコモが、使っている基地局のために選択肢をせばめられているとすれば気の毒な話です。

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