間違いだらけのネットワーク作り(1122)2020/8/15
ゼロトラストの仕組み(1122)

在宅勤務を始めてもうすぐ5ヵ月になります。 この間、一度も会社に行っていません。 しかし、新規のロボットの仕事を2つ受注したし、運用中のネットワークの仕事も何の問題もなくこなせています。 自治体向けのロボットの仕事をしているのに出張はまったくしておらず、オンライン営業です。 しかし、私に代わってロボットがあちこち出張してくれています。

今はデモ用の1号機が佐賀県におり、2号機は静岡県へ移動中、3号機は大阪にいます。 ロボットなので、移動が多くて疲れるとか、人使いが荒いと文句を言ったりしません。 私は自宅からZOOMを使い、ロボットを動かしながら「みまもり パペロ」のサービスの説明をするのです。 半年前には想像もしていなかった商売の仕方です。 出張するよりもたくさん商談をこなせるので、多くの人と話が出来て面白いです。 

9月の第5回打倒!コロナ研究会は9月5日(土)19時から開催します。 講師は前・カジマアイシーティ社長、松田元男さんです。 プログラムをは下記のリンクにあります。

第57回情報化研究会・第5回打倒!コロナ研究会

この研究会から、新趣向で講演の後に「ミニセミナー」を20分入れました。 企業ネットワークのホットで実用的な話題を取り上げます。

ゼロトラストの仕組み

ゼロトラストネットワークをちゃんと勉強しておこうと思い、今週、Zscalerというサービスを扱っている会社にサービスの内容や仕組みを紹介してもらいました。  現在、ゼロトラストの主なプレーヤーはZscaler、Paloalto、Akamaiの3社だそうです。 「ゼロトラストとは・・・」という抽象的な説明を読むより、具体的なサービスの内容を聞いた方がはるかに理解しやすい、と思って紹介を依頼したのですが、予想どおりでした。



これがZscalerによるゼロトラストの仕組みです。 真ん中のZscalerクラウドが中枢で認証、ポリシー管理、セッション管理等を実行します。 パソコンやスマートフォンにインストールするZ-Appはエージェントソフトウェアと呼ばれるもので、ZscalerのノードとTLS1.2のセキュアなトンネルを構築します。 Z-Connectorはデータセンタやクラウドの前面に配置する軽量なVMで、やはりTLSのトンネルを設定します。

イントラネットというものがなく、インターネット上ですべてのものがセキュアにつながります。 Zscalerの内部であらゆるセキュリティチェックをするので、ファイアウォールもサンドボックス製品も、ウィルスソフトも持つ必要がないし、持たないのだからメンテナンスもいらない。 うーん、すごいですね。 この仕組みを既存の企業ネットワークでどう適用すればいいか、これが次の勉強のテーマです。

*ここに書いてあることで質問、ご意見などありましたら掲示板かメールでお知らせください。 

情報化研究会掲示板

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