間違いだらけのネットワーク作り(1111)2020/5/30
クラウドがネットワークを飲み込む

九州南部が今日、梅雨入りしました。 関東も来週はぐづついた天気が多いようです。 あと半月もすれば東京も梅雨入りかも知れないですね。 昨日はネットワークのお客様と定例のビデオ会議をしました。 緊急事態宣言が解除され出社が可能になったので、停滞していた作業を再開することと、その月別計画を説明しました。  再び緊急事態宣言がなされることなく、計画どおり進むことを願うばかりです。

第2回打倒!コロナ研究会・第54回情報化研究会が1週間後に迫りました。 情報化研究会の会員全員にZoomのミーティングIDとパスワードを送りました。 事前申込は不要です。
第2回打倒!コロナ研究会・第54回情報化研究会・早稲田大学 稲田教授登壇

クラウドがネットワークを飲み込む

今週、もっともインパクトがあったネットワークの記事はこれです。

「雲が空を飲み込む」、クラウドがすべてのネットワークを吸収する日も近い

この記事の冒頭でクラウドをエッジとするネットワークについて述べています。 そのイメージは下図のとおりです。



従来のVPNではエンドユーザーは社内ネットワークのエッジにあるオンプレミスのVPN装置にアクセスし、そこからオンプレのシステムを使ったり、プロキシを経由してクラウドを使ったりしていました。 対してクラウドをエッジとするネットワークではクラウドのVPN装置にアクセスし、そこから各種のサービスを使います。 AWSのVPNはトラフィックに応じて性能を伸縮できるので、オンプレのVPN装置で起こるVPN渋滞の心配がないのがメリットです。 しかし、この記事では触れられていませんが、AWSとイントラネットの接続部分は有限の帯域幅しかないので、これを柔軟に変更できる仕組み、例えばマルチクラウド接続サービスが必要です。

AWS VPN が威力を発揮するのはグローバルな企業WANを作るときです。 東京、ニューヨーク、ロンドンといった都市にある企業の拠点を各地のAWS VPCに接続すれば、VPC間はAWS Transit Gatewayで簡単に相互接続できるため、企業は自分で国際回線を用意したり、そのための装置を使う必要がありません。 AWSの中にグローバルネットワークが出来るのですね。

これからの企業ネットワークの設計はクラウドの使いこなしなしには考えられない、ということがよく分かりました。

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