間違いだらけのネットワーク作り(1103)2020/4/4
京都研究会onZoomは成功

今日(4月4日)、予定どおり第21回京都研究会onZoomを開催しました。 41名が申し込んでいたのですが、全員参加しました。 研究会終了後のオンライ懇親会には28名が参加しました。 ビールなど飲みながら2時間近く、近況報告や雑談をしました。 研究会自体もスムーズに講演や質疑が出来て快適でした。 下の画像はZoomのキャプチャです。 顔出しOKの確認がとれているのが講師の私と中野さんだけなので、他の人はモザイクをかけています。





京都研究会onZoomは成功

私と中野さんの講演のハイライトを紹介します。

「2020年代の企業ネットワーク:ネットワークエンジニアはサービス創出を目指せ!」 サービス創出で重要な「レイヤ8」とは?
情報化研究会主宰 松田 次博






上の記事は藤枝市が記者会見で発表した2020年度予算の施策です。 私が手がけているロボットを使った高齢者見守りサービス「みまもり パペロ」のことが書いてあります。 藤枝市独自の特徴は家族だけで見守るのではなく、緊急通報が家族と警備会社に送られて、警備会社が電話や現地かけつけで高齢者を救う点です。 離れて暮らす家族に代わって警備会社が24時間体制で緊急対応します。

これを発展させると下の図のようになります。 これは「ネットワーク」です。 人や組織やモノをつないでコミュニケーションを可能にするのがネットワークであり、この図はネットワークそのものです。 新しいサービスは新しいものをつなぐことで生まれます。 警備会社をつなげば救急サービスができ、宅配スーパーをつなげば買い物支援ができます。 高齢者が「キャベツを1個持って来て」とロボットに言えば正確にテキストに変換されて宅配スーパーに伝わり、キャベツが配達されます。

サービスを創出するには何を目的に「誰を(何を)」つなぐかがポイントです。 ネットワークに何をつなぐかを決めるのが「レイヤ8」です。 OSI参照モデルのレイヤ1から7までではサービスは出来ないのです。

「5Gを待てない!ーネットワークの高度化と工場内無線通信の安定化」
牧野フライス製作所 CIO 中野 義友氏






上の表には5GとプライベートLTEで企業が選択できる方式の特徴がよく整理されています。中野さんはいきなりローカル5Gを採用するのではなく、5Gに発展可能なプライベートLTE(そんなのがあるのですね)を採用すべく検証中だそうです。

私はそれよりもパブリック5Gのインドアソリューションの方が良いと思います。 下図のとおり、ドコモは既に5Gインドアソリューションをサービス提供しています。 自営5Gや4Gはユーザーの費用的、運用的負担が大きいのが懸念点です。

 

*ここに書いてあることで質問、ご意見などありましたら掲示板かメールでお知らせください。 

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