間違いだらけのネットワーク作り(1092)2020/1/11
MVNOの5G対応

1月7日に兵庫県市川町とNECが同時に「みまもり パペロ」のニュースリリースを出しました。 日経新聞・毎日新聞等の電子版や神戸新聞、NHK兵庫、Yahooニュース等で取り上げられました。 NHK兵庫のWeb版には動画があって市川町での報道発表の様子が分かります。

元旦に愛媛県西条市で配布したみまもり パペロの新聞広告は効果があったようで、今週、数件のお試しサービスの申込があり、すでにロボットが設置されました。 目先の申込が増える効果だけでなく、認知度が上がるので長い目で見た利用者数増にも効果があると期待しています。

仕事始めは順調なすべり出しでした。

MVNOの5G対応

携帯大手の5Gサービスが3月以降始まります。 それを受けてMVNOの5G対応はどうなるのだろうと気になっていたのですが、参考になる記事が掲載されました。

5Gでも値上げできない格安スマホ、「噂の端末」の登場まで参入はお預け?

携帯大手3社は5Gのサービス開始と同時期にMVNOへ5Gを提供すると言っていたようですが、現時点で技術的な提供条件も接続料も決まってないようです。 これらが決まってからMVNOはサービスの準備を始めるので、MVNOによる5Gのサービスは大手3社から半年以上遅れそうです。

5Gのうたい文句は超高速、超低遅延、多数端末接続。 5Gサービス開始当初はNSAなので超高速だけです。 映像やゲームを楽しむコンシューマーは高速性や大容量を求めています。 2014年にイオンが格安スマホの販売を始めて、「格安スマホ」という言葉ができて6年。 最初の頃こそ、「格安」がユーザーに響きましたが、今はどうでしょう。 多少高くても速くて月間のデータ容量(「ギガ」が通称になりました)が多いサービスが好まれるようになったのではないでしょうか。

MVNOのビジネスモデルは曲がり角に来ています。 5Gサービスもただ大手より安くするだけでは大手に太刀打ち出来ないと思います。 安さばかりを訴求するのではなく、大手のサービスにはない付加価値をつけないと生き残れないのではないでしょうか。 個人向けサービス、法人向けサービスで、その付加価値とは何なのか。 MVNOには新しいアイデアが求められています。

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