間違いだらけのネットワーク作り(1049)2019/02/09
「ロボットの目的は『お金』だけじゃない」

木曜日は日比谷の日本プレスセンターでロボットに関するシンポジウムに参加しました。 講演は数百回やっていますが、パネルディスカッションというのを初めて経験しました。 これは協調性のある人でないと向かない、ということがよく分かりました。 私にパネルをやらせた事務局の失敗ですね。 次回からはプレゼンだけにすべきです。 その様子をちょっと書いておきます。

OGC AI・ロボット分科会シンポジウム(2019/2/7)安心・安全に「人とロボットの共生する社会」を目指して

事例発表の様子




「ロボットの目的は『お金』だけじゃない」   

日本プレスセンターには初めて行ったのですが、入口の銘板によると1976年落成。 43年も前の古いビルなんですね。 でも、エレベーターが新しく、ホールの内装もきれいでした。 最近リニューアルしたのでしょうね。 

私は事例紹介25分とパネルに参加しました。 事例紹介は「『NECのコミュニケーション・ロボットを用いた高齢者見守りサービス− 愛媛県西条市の実証実験結果と1月から始まった有料サービスの紹介 −』という題です。 この内容はITmediaのコラムに書いたのでここには書きません。  プレゼンの導入部分で話したことと、パネルでの発言の一部を紹介します。

事例発表の導入部分


「この写真は昨年12月に孫のクリスマスプレゼントを買うため新宿高島屋に行ったときに撮ったものです。 ロボットを買ったわけじゃなく、子供服と同じフロアにRoboticStudioというロボット売り場があるのです。 20種類くらいのコミュニケーションロボットが売られています。 クリスマスシーズンだと言うのに誰もいませんね。 売れてないでしょう。

コミュニケーションロボットはそれ単体では価値がないのです。 サービスに組み込まれて初めて価値が発揮できる。 ロボットだけを並べても売れる訳がないのです。」

パネルの様子


パネルは事前に事務局が各パネラーのヒアリングを行い、シナリオを作ります。 渡されたシナリオにそってパネラーが発言し、モデレータがそれを取りまとめる、という流れです。 私は「導入における成功ポイント」についてコメントすることになっており、キーワードも決まっていたのですが、シナリオは無視しました。  私は結婚式のスピーチでもそうなのですが、その場で感じたことや考えたことを取り入れるようにしています。 その方が聴いている人にとってリアルで面白いからです。

「皆さんの話を聴いているとロボット活用の目的は生産性の向上であったり、人手不足を補うための省人化ばかりですね。 要するに「お金」(経済効果)が目的です。 しかし、私の事例はご高齢者やご家族に喜んでいただくことが目的であり、お金が目的ではありません。 成功のポイント以前に、ロボットには人を喜ばせるという目的があるということを今日来ている皆さんには知って欲しいと思います。」

 この後、成功のポイントについても述べました。 ヒアリングを受けた時に話したことではなく、その場でひらめいたことを話しました。 私のパネルでの出番は1回の予定でしたが、他のパネラーが私に質問したり、私が他のパネラーの発言に割り込んで話したりしたので、けっこう話しました。

そのせいか、最後のまとめ役の総括は聞いていてまとまりのないものになっていました。


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