間違いだらけのネットワーク作り(1046)2019/01/19
「AIBOは眼が見えない」

毎日のように好天が続き、31階のオフィスからは東京の高層ビル群や多摩川、横浜の街並みなどがきれいに見えて気分がいいです。 

来週木曜日(24日)に急遽神戸でロボットの講演をすることになりました。 神戸で講演するのは2005年の夏以来、実に14年ぶりです。 私は出来事を西暦で覚えていて、つまらないことから大事なことまでかなり記憶しています。 2005年は研究会旅行で松山に行き、家族旅行は北海道へ行きました。 「ネットワークエンジニアの心得帳」という本を出版した年であり、積水化学の900拠点規模のネットワークを受注した年でもあります。 卒業30周年の高校の同窓会もありました。

2019年の神戸講演はどんな記憶が刻まれるのか、楽しみです。


「AIBOは眼が見えない」   

ロボットの仕事をしているので、少しはその勉強をしようと、17日に東京ビックサイトで行われていたロボデックス展へ行きました。 展示されているロボットはほとんどがアーム型の産業ロボットでヒューマノイドと呼ばれる人型のロボットは皆無でした。 去年はペッパーがまだいましたが、今年はいなくなりました。 昨年、ペッパーはレンタル契約の更改時期を迎えたそうですが、わずか15%しか継続されないそうです。 費用が高い割に役に立たなかったということでしょう。

コミュニケーションロボットはVAIO社だけが展示していました。 とても初歩的なもので感心しませんでした。 商用化されたロボットの展示はなく試作機だけでした。

展示を観たあと、SONYでAIBOを担当している人とオムロンで工場の自動化をやっている人の講演を聴きました。 講演するのは好きなのですが他人の話を聴くのは嫌いなので90分も聴けるかなあと思ったのですが、けっこう面白かったので何とか耐えられました。

AIBOは昨年1月に発売されて7月までで2万台売れたそうです。 現在までで何台売れているか言わないのは、その後の売れ行きが発売当初ほど良くないからでしょう。

AIBOの講演で役に立ったのはロボットを構成する主要なパーツの説明です。 AIは誰でも知っている要素ですが、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping:自己位置特定機能)は知りませんでした。 AIBOの背中にはカメラがついており、いつも天井を見ています。 天井にある照明だったり、格子状の模様だったり、位置を把握する情報を学習し、MAPを作って自分の現在位置をそのMAP上で推定するのです。

私が見守りサービスで使っているPaPeRoiは眼がカメラになっていて、顔の認識や写真の撮影をします。 これに対してAIBOは眼が見えません。 眼は有機ELで出来たスクリーンなのです。 つまり、AIBOの眼は見るためのものではなく表情を表現する道具ということです。 じゃあ、眼はどこについているかというと、鼻先です。 鼻先にカメラがあります。 ちょっと変ですね。

私は実物のAIBOを見たことがあります。 見守りサービスを使っている高齢者の家をインタビューのために訪問した際、そこにあったのです。 電源を切っているので、足を広げてへたり込んだスタイルでした。 立ち会ってくれた娘さんが動かして見せてくれたのですが、動きが緩慢で子犬のような敏捷性とは程遠いです。 無理に本物の犬を真似ようとしていて、いきなり後ろ脚を上げておしっこをしたりします。 おしっこの流れる音も出すのです。 なんだかなあ。
おばあさんが電源を入れないのもむべなるかな、と思いました。


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