間違いだらけのネットワーク作り(1030)2018/09/22
「GAFAを理解する」

土日不在だったので、連休最終日にこのページを書いています。 時間が遅いのではしょり気味になるでしょう。 

26日(水)に@ITの新しいコラム、「クラウド接続サービス」で企業ネットのボトルネックを解消しよう!が掲載されます。 ぜひお読みください。

「GAFAを理解する」
    

先日、文芸書を買うつもりで高田馬場の芳林堂書店に行ったのですが、好みの本が見つからず、たまたまビジネス書で眼に入ったこの本を買いました。



GAFAとはGoogle、Apple、Facebook、Amazonのこと。 デジタル世界を制覇したこの4社を著者は四騎士と呼んでいます。 騎士というと正義の味方のようなニュアンスがありますが、この4社が世界にもたらしたの良いことばかりではなく、一握りの領主が圧倒的多数の農奴を支配するような世界。 農奴とはふつうの人々のことです。

著者のスコット・ギャロウェイ氏はニューヨーク大学経営大学院でブランド戦略とデジタルマーケティングを教える教授ですが、およそ学者らしくない言葉使いで、「心理」と「生理」を軸に文章を展開するのがこの本が生臭くて面白いところです。

たとえばGAFAに続く5つめの騎士の候補としてテスラを論じた一節。
「テスラを購入した人はその理由について熱く語り、製品の特性より同社のミッションに共感したことを強調する。・・・テスラは高級ブランドである。・・・『自分は10万ドルのものを買える。趣味がいい。しかも環境に配慮している』と周囲に吹聴できるブランドは他にない。別の言い方をすれば『こんなにイケてるぼくとセックスするべきだよ』つまり、テスラはアップルよりも、顧客の下半身をやさしく直撃する力があるということだ。」

第10章「GAFA以後の世界で生きるための武器」という表題で、処世訓的なことが書かれていて 一番興味をそそるところです。

・個人が成功するために必要な要素=心理的成熟、好奇心、当事者意識、ブランド大学へ行く、・・・何かをなしとげた経験、都市に出よ、・・・、好きなことでなく得意なことでキャリアを築く・・・

・あなたが起業家向きかどうかのテスト
1.人前で失敗しても平気でいられるか
2.売り込みは好きか
3.大企業で働くスキルに欠けているか

この3つがあてはまると起業してもいいんですって。 面白い本なのですが、実用的とは言えないです。 変わった大学教授の漫談。 でも、GAFAがどんな企業か、なぜ強大になったのか、その理由はよく分かりました。 

評価:★★★☆☆


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