間違いだらけのネットワーク作り(1005)2018/02/24
「SIM利用量の大きな差異」

 昨日、みずほ銀行から新システム移行に伴うATM等のサービス停止の案内が来ました。 その回数の多さと1回あたりの時間の長さ、移行の期間の長さにあきれました。

 第1回6月9日から11日の30時間から始まって、最後の9回目は2019年上期。 最後の回は日時がまだ決まっていません。 長く止まるのは4回で土曜日0時から火曜日8時まで、3日と8時間、つまり80時間止まります。 今年6月から来年2月まででATMが止まらない月は8月だけです。 銀行員が夏休みを取るからでしょうか? ふつうはシステムの移行は企業が営業していない年末年始とか盆休みにするものですが、顧客より銀行員の休暇が大事ということでしょう。

これだけ利用者に不便を強いる移行計画が銀行業界にあったでしょうか。 ATMの利用のほとんどは勘定系の元帳を更新して預金を引き出すだけです。 これを切り離して停止時間をなくす、なくせなくても極少化するのは簡単なことに思えます。 それが出来ないし、しかも移行を9回に分けて期間は1年もかかるとは。 たぶん、失敗するのではないでしょうか。  プロジェクトの人たちは8月だけ息が抜けますが、それ以外の月は大変ですね。 人が保つのでしょうか? 前代未聞の危ないプロジェクトに見えます。

「SIM利用量の大きな差異」
   

閉域モバイルを使った企業ネットワークに注力しているので、固定回線とともにSIMも企業に提供しています。 企業でのSIMの利用量は平均すると月1GB程度、ということは以前から分かっていました。

 今週、あるお客様の利用統計をあらためて見て、ユーザー間の差異が大きいことに驚きました。 平均は1GB強なのですが、最も利用している人は月間70GBを超えているのです。 70倍近い差異があることになります。 

  残念ながら利用統計は量が分かるだけで、何に使われているかは分かりません。 分かることはユーザーによって利用量の差異が大きいのでSIMの月間データ量の制限は1枚ごとの制限では使いものにならず、「パケットシェア」と呼ばれる仕組みが不可欠だということと、働き方改革はじめモバイルを有効活用してもらうには「平均1GB」がもっと増えるユーザーにとって魅力的なサービスが必要だ、ということです。

  パケットシェアはSIM1枚あたり月間3GBのプランだとすると、100枚契約すれば合計で300GBを超えなければ速度制限がかからない、という仕組みです。
  ユーザーにとって魅力的なサービスの有力な候補はモバイルでの利用に適したビデオ会議サービスです。 帯域幅が安定していなくても画質等を自動調整して快適に使えるサービスが登場しています。

例えば、NECネッツエスアイが扱っているZoomというクラウド会議サービスは独自のコーデックを使っており、Skype for Businessと比較してはるかに少ない帯域幅で高品質なビデオ会議が可能です。 使える帯域幅に応じで映像品質を自動調整するのでLTEでも安定して使えます。 テレワークする人やパートナー企業がモバイルで簡単に会議に参加できます。




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