間違いだらけのネットワーク作り(1000)2018/01/27
「逆・ツルハモデル」

  このコラムが1000号を迎えました。 1000号記念のコラムは1月6日に「企業ネットワークの20年とこれから」と題して書いたので、今日はいつもどおりの小ネタを書こうと思います。 小ネタなのですが、お客様に大きな価値を提供した事例です。

   20年前にこのホームページを始めた時には子供たちは中学生と小学生だったのですが、今や中堅社会人です。 5人家族が7人家族になりました。 12人家族くらいになればいいなと思っているのですが、そう簡単には行かないようです。

「逆・ツルハモデル」
   

逆・ツルハモデルは現在構築中のネットワークを昨年提案したとき、私が考えたアイデアです。 下図のように仕組みはとても簡単です。



ツルハモデルとは2012年にツルハホールディングスさんのネットワークで初めて実現したモデルで、企業のネットワークを企業と公衆無線LAN事業者でシェアするものです。 企業のネットワークに無線LAN事業者の回線を相乗りさせ、ネットワーク費用の一部を公衆無線LAN事業者が負担します。  毎月数百万円になるので、企業にとっては大きなコスト削減になります。

上図もツルハモデルなのですが、さらに一工夫しています。 店舗に複数ある公衆無線LAN用のアクセスポイントに企業専用のSSIDを設定し、企業のアクセスポイントとして使えるようにしているのです。 全店舗にパソコン用の無線LANを展開することになっていたのですが、普通に自社用のアクセスポイントを設置すると数100台必要で、機器費用も工事費用もかなりの額になります。

公衆無線LANのAPに相乗りすれば機器も工事も不要になるので、大きな費用削減になります。 もちろん、公衆無線LAN事業者のAPを借りるのですから、その費用は毎月払います。 企業のネットワークを公衆無線LAN事業者に貸すのがツルハモデル、公衆無線LAN事業者の設備を企業に貸すので、「逆・ツルハモデル」という訳です。

高度な技術など必要ない簡単なアイデアでお客様に大きなメリットを提供できる、というのはネットワークの仕事の面白さの一つだと思います。 これからも高度で複雑な技術力で勝負するのでなく、「大ざっぱなアイデア」で勝負したいと思います。 

  
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