間違いだらけのネットワーク作り(999)2018/01/20
「コミュニケーション・ロボットの課題」

  土日出かけるため、金曜の夜にこのページを書いています。 999号。 いよいよ来週、1000号になります。 4月7日(土)に開催する京都研究会の講師は私のほか、有賀貞一さんと稲田修一さんの3人になりました。 昨年と同じ講師陣ですが、内容は新鮮になりますので、ご期待ください。 詳しくは2月初めにお知らせします。

「コミュニケーション・ロボットの課題」
   

 今週水曜日から金曜日までビックサイトでロボデックス展が開催され、私は最終日にコミュニケーション・ロボットを見に行きました。 展示会のいいところは、ネットで検索しても見つけづらいものも含めて一か所に集まっているので効率的に情報収集できることと、実際に開発や運用をしている人の話を聞けることです。

  意外なことにコミュニケーション・ロボットの展示に一番力を入れていたのはNECフィールディングでした。 保守・工事を主たる事業とする会社なのに、いろんな種類のロボットを使ったサービスを立ち上げています。 まったく新しい分野にチャレンジしているのに感心しました。 私と同じように見守りサービスへの応用をしている人がいたので情報交換しました。 


スマートロボティクス社の’NAO’
高さ58センチ、重さ5.4Kg
価格 120万円

これは私が見た中では一番高価なロボットです。 2006年にソフトバンクロボティクスヨーロッパが開発し、スマートロボティクス社が販売代理店とのこと。 12年前のロボットって、ちょっと古いですね。 自分自身にAIは持っておらず、クラウドAIを使っているそうです。 頭脳がないのに高価なのはメカトロニクス的な部分にコストがかかっているのでしょうか。 用途は認知症の患者の話相手になったり、プロモーション、教育・研修など。

この高価なロボットに限らずコミュニケーション・ロボットの課題は、企業が自身の事業に使う場合は投資対効果をどう計算するか、ユーザーにロボットを使ったサービスを提供するときはサービスの付加価値と採算性のバランスが取れる「料金設定」をどうするか、だと思います。

人間の代わりが出来るケースでは省力効果が計算しやすいのですが、そんなケースばかりではありません。 上述の見守りサービスの実験をしている人に料金はいくらですか、と質問したのですが実験中なので無料とのこと。 じゃあ本番ではいくらを目標にするのですか、と突っ込んだのですが明確な答は聞けませんでした。

AmazonEchoやGoogleHomeのように数千円とか、1万円強で買えてランニング・コストがかからず、しかも便利なものはどんどん売れます。 しかし、コミュニケーション・ロボットは10万円から120万円もして、ランニングも必要です。 それに見合う付加価値を創出できるかが課題です。


*ここに書いてあることで質問、ご意見などありましたら掲示板かメールでお知らせください。 

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