間違いだらけのネットワーク作り(985)2017/9/30
記事評「LPWA最前線」

C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017で11月9日に行う私の講演、2-E「BCP対策と働き方改革を効果的に実現、“閉域モバイル網+スマートフォン内線”」はもう満席になってしまいました。 地味なタイトルのわりに皆さんの関心は高かったようです。 しっかり準備して面白くて役に立つ内容にしたいと思います。

 日経コミュニケーション誌が7月で休刊になり、15年続いた私のコラム、「間違いだらけのネットワーク作り」も誌面上では終わりました。 代わって、10月から日経NETWORK誌で「現場で実践!企業ネットワークの新常識」という連載が始まりました。 今週雑誌が届いたのですが、日経コミュニケーションでは白黒だった誌面がカラーになり、掲載位置も前の方になりました。 タイトルのデザインも気に入っています。 少しでも多くの方に読んでいただけるよう、こちらも「面白くて役に立つ」内容を目指したいと思います。 日経NETWORKは初心者の勉強に役立つだけでなく、営業担当者や経営者が最新技術のポイントをさっと理解するのにも向いています。 ぜひお読みください。 



記事評「LPWA最前線」(日経NETWORK10月号)
   

日経NETWORKにLPWA、Low Power Wide Areaのレポートが掲載されました。 LPWAの製品や実証実験の現状が分かりやすくまとめられています。 

 一番眼を引いたのは冒頭で紹介されているソニーが開発した送信モジュールです。 富士山の5合目から奈良県の日出ケ岳まで274Km送信できたそうです。 1日1回の送信ならコイン電池で10年もつとのこと。 ただし、送信するペイロードはわずか102ビット。 1回の送信データに同じペイロードを3個入れて、さらに同一の送信データを一度の通信で4回送信。 ペイロードには誤り訂正用のパリティビットを450ビット付加。 102ビットを正しく送るために、その60倍のビット数を送るという、なんだかなあという仕様です。 通信は双方向ではなく、送信機から基地局への片方向のみ。 いったい、どんな用途に使えば役立つのでしょう。 それについては記述がありません。

実証実験としてはガスメーターの検針を行う岩谷産業、LPWA都市を目指す福岡市の例が紹介されています。 ここでは都市ガスメーター、水道メーターの自動検針の実験が行われています。 LPWAの用途としてもっと面白いものはないのでしょうか?

LPWAの活用は6つの製品と4つのサービスで考えるといい、というのは参考になると思いました。



ただし、4つのサービスのうち3つは「手段」を提供するもので、「目的」(用途)とは無関係です。 一番大切なLPWAが生きる用途がまだ見つかってないようです。 自動検針程度では面白くありません。


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