間違いだらけのネットワーク作り(980)2017/8/19
「スマートフォン経済」

 長い夏季休暇も残すところ、明日明後日の2日になりました。 夏も終わり、という感じになって来たのですが、この夏も松山での講演会・句会、立山黒部アルペンルートへの小旅行、孫が来てくれたり息子たちが帰って来たりと夏らしいことが出来ました。

  半月近い休みの後、期限の迫っている仕事をどう片づけるかが問題ですが、まあ何とかなると思っています。

「スマートフォン経済」
   

7月末に総務省が2019年度の情報通信白書を公開しました。 そのキーワードを一つだけあげるとすれば第1章の表題にもなっている「スマートフォン経済」です。

  今年3月末で世界のモバイル端末の台数は76億台。 そのうち39億台がスマートフォンです。 半数以上がスマートフォンになり、社会インフラとして様々なサービスの基盤になっています。 

  日本におけるスマホの利用時間は平日で、10代・20代は3時間。 30代90分、50代1時間となっています。 用途は10代・20代はSNSが40%でもっとも多く、30代も同様の傾向です。 50代はメールが33%と一番多くなっています。 こういった利用時間と用途だけ見ると日本でのスマホ利用はイノベーションというレベルになっているとは感じられません。

しかし、同じ白書に書かれているFintechサービスやシェアリング・エコノミー・サービスを見るとスマホが通貨を不要にするほど革新的なサービスのインフラになっていることが分かります。 その典型が中国のスマホ決済サービスです。 ネットショッピング大手のアリババが運用するAlipay(支付宝、アリペイ)」とネットゲーム大手のテンセントが提供する「WeChat Pay(微信支付、ウィーチャットペイ)が2大勢力で、中国人は屋台の支払いでさえ現金を使わずスマホ決済を使うそうです。

中国のスマホ決済はQRコードとスマホアプリを使ったシンプルな仕組みで、店舗は専用端末が不要でQRコードの印刷された紙を置いておくだけでOK。 屋台で支払うときはQRコードを読み取って、支払い金額を入力すれば終わり。 手数料もごく安価なのだそうです。 本当かどうか知りませんが、乞食でさえスマホ決済を使うとのこと。 偽札の多い中国ではスマホ決済は安全性でも魅力があります。 スマホ決済の普及率は98%に達しています。 モバイル決済を利用して中国都市部では簡単に借りられてどこでも乗り捨てできるレンタサイクルも一般的になっています。

Fintechやシェアリングを可能にするプラットフォームとスマートフォンでまさに革新的なサービスが拡大しているのですね。 10数年前、iモード華やかな頃、日本の携帯は世界で最も先進的だったのですが、知らないうちに中国に抜き去られたようです。

それはともかく、コンシューマーの世界ではこんなに進んでいるスマートフォン活用が企業では遅れています。 何故なのでしょう?

 
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