間違いだらけのネットワーク作り(966)2017/4/22
「高層オフィスでのフェムトセル利用」

  24日(月)にITproの新しいコラムが掲載されます。 プレゼンの「満足度」はこれで上がる」。 3月にNEC社内で行った90分のプレゼン研修の内容をまとめたものです。 けっこう役に立つと思います。  最初から終わりまで、スライドに書いてあることを単調に話すだけのプレゼンをしている人は読んだ方がいいです。

 
「高層オフィスでのフェムトセル利用」   

今週、高層オフィスで勤務している方と久しぶりに会って、閉域モバイルやタブレットの活用について雑談しました。 複数の大企業が入居しているビルなのですが、面白い話を聞きました。

  4月になって新入社員が入って人が増えたせいか、携帯の電波が不足して急遽ドコモが対策を打っているというのです。 この会社でも約1000台のスマートフォンをFMCで使っています。 以前からビル内に基地局を多数設置しているのですが、それでも電波不足になったのだそうです。

  電波が足りないならフェムトセルを100台でも置いたらいいのではないか、とドコモに言うと、フェムトセルをたくさん使うと干渉の恐れがあるので無理、と言われたそうです。


ドコモのフェムトセル

  フェムトセルは電波の届き難い地下の飲食店や電波状況の悪い一般家庭で使う小型の基地局で半径数メートルから数10メートルのごく狭い範囲をカバーします。 単独で使うには適しているが、ユーザーの密度が高いところでたくさんのフェムトセルを使うことは出来ないのですね。

このビルでは内部に基地局を増設するのではなく、ビルの周りに設置した基地局から電波を出す対策をしているそうです。

私は閉域モバイル網を使ったモバイルシフトを提案し、実践しているのですが、企業内のモバイルユーザーが増えた場合の電波不足にどう対応するか、という課題があります。 10人程度のオフィスで、電波の届き難い場所がある場合はフェムトセルを設置すれば何とかなりそうです。

しかし、本社のようにユーザー数が多く、密度も高い場合は携帯通信事業者に協力してもらって基地局による対策をしてもらうしかないようです。 そこで疑問なのが、ドコモが自身のユーザーではないMVNOのユーザーに対しても、基地局増設などの対応をしてくれるだろうか、ということです。  ふつうに考えるとやってくれないと思うのですが、どうなのでしょう。

  
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