間違いだらけのネットワーク作り(962)2017/3/18
「Slackか、メールか」

昨日はNEC本社でプレゼン研修の講師をしました。 NEC最大のイベントであるiEXPOのセミナーで2015年、2016年と2年連続、私の講演の評価が1位だったので講師を引き受けることになったのです。 アンケートで回答してもらっているセミナーの満足度を高めるにはどんなプレゼンをすればいいか、が研修のテーマでした。 当たり前ですが、どんなに話し方がうまくても、中身が役に立つ内容でなければ満足度は上がらないのです。 満足度が低い原因として一番チェックしなきゃいけないのは、セミナーで紹介している製品やソリューションに魅力があるかどうかです。

  さて、 京都研究会の参加予定者は現在、27人です。 申込は直前まで受け付けます。

   第18回京都研究会プログラム

  3月21日に新しいITproのコラム「クラウドPBX」を上手に生かす使い方が掲載されます。 ぜひお読みください。


「Slackか、メールか」

     ビジネスチャットという言い方でLINEのようなチャットを企業でも使おうという声が2、 3年前からあがっています。  今週のニュースの中にはマイクロソフトがO365ユーザー向けにMicrosoft Teamsの一般提供を始めたというのがありました。 開発者を中心に人気があるSlackに対抗するサービスだそうです。

  ビジネスチャットの狙いはチームとしての生産性向上だと思いますが、果たして効果はあるのでしょうか。 もう何年も前に私の職場でもチャットが使える環境にありました。 しかし、その用途は飲み会の相談のようなものばかりで、プロジェクトの生産性を高めるなどというレベルではありませんでした。

  使いものにならない最大の原因は社内のメンバーとしか使えないことです。 今、私がやっている開発プロジェクトはお客様を含めて6社が参加しています。 これらの会社にまたがるメンバーが情報共有できないと生産性は上がらないのです。

Slackは自社以外のメンバーも含めてチームが定義できます。 MSのTeamsも可能かもしれません。 しかし、情報漏えいを何より恐れる企業がSlackやTeamsで簡単にファイル共有などを許すとは思えません。 かといって、自社メンバーだけで使ってもプロジェクトとしては役に立たないのです。

  メールはもはや原始的はツールですが、どんな企業でも利用が認められていることが最大の強みです。 なので、私のプロジェクトでは他社も含むメンバー間の情報共有手段はメールです。 とても単純な使い方で、プロジェクト定例会の議事録確認や設計資料を関係者全員にメールで送信し、チェック結果を「全員に返信」で返してもらうのです。

チャットはリアルタイム、メールは遅い、などと言うなかれ。 メールだって、あっと言う間に相手に届きます。 昨日も設計について他社メンバーから会議の場の認識と違うコメントが来たのですが、私ともう一人のメンバーが即反応し、次回のプロジェクト会議で審議することになりました。 ほんの2、3分の間のやりとりです。

社内のメンバーとはメールだけじゃなく、プライベート・クラウド上のフォルダに種々の情報を共有しています。 NECは社内のどこでも無線LANが使え、全員が軽量ノートパソコンをつねに持っているので、どこの会議室であれパソコン上で共有情報を見ながら打ち合わせできます。 プロジェクトのロケーションが2か所に分かれているのですが、電話会議を使えば何の問題もありません。 専用の機材を使うこともありますが、iPhoneのスピーカーモードですますことの方が多いです。

ということで、Slackってかっこ良さそうだから使おう、などとは考えません。

  
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