間違いだらけのネットワーク作り(937)2016/09/03
記事評「電話をなくす」

   今週月曜日からITproがリニューアルされました。 スマートフォンで見やすくするのが目的のようですが、パソコンで見てもデザインがきれいになって見やすくなりました。  私のコラムのトップページも変わりました。 

間違いだらけのネットワーク作り

     記事評「電話をなくす」

    日経コミュニケーション9月号の特集記事です。 電話をなくす訳ではなく、従来の固定電話機やPBXに替えて、スマホやクラウドPBXを使うということです。 事例が6つ紹介されていますが、最初のDeNAの事例と2つ目のANAの事例が対照的で面白いです。

 DeNAの事例を要約すれば正社員全員にiPhoneを配り、内線電話や情報共有に使えるようにしたが、活用度がばらついたのでBYODに切り替えてコスト削減を図った。 要はiPhoneを全員に配ってもコストがかかる割に効果がなかったということでしょう。

  ANAは2014年3月にiPhone9000台導入のニュースリリースがありました。

ANAグループがiPhoneを9000台導入、ソフトバンクが納入

  これから2年以上経っていますが、今回の記事でも9000台のままなので導入は進んでないのですね。 それにしても9000台のiPhoneの月額費用を払い続けるのはかなりのコストだと思います。 DeNAが断念したことを続けられるのは同じiPhoneでも払っている費用に大きな違いがあるのでしょうか。  費用の情報が欲しいですね。

 もう一つ大きな疑問は2014年のニュースではソフトバックのFMC、ホワイトオフィスをANAのクラウド型音声基盤(NTTコムのクラウドPBX)に接続するとあるのですが、今回の記事ではNTTコミュニケーションズのクラウドPBXしかないことです。 ホワイトオフィスは止めたのでしょうか? もともとホワイトオフィスも、クラウドPBXも内線電話が出来るため完全に機能がダブっています。 クラウドPBXだけになった方が自然ですが、実際はどうなのでしょう。

  コスト対効果を考えると端末が高価で、かつ毎月ランニングコストの発生するiPhoneを大量に内線電話端末として使うのは無理があります。 安価で必要十分な品質と機能を持ったSIMスリースマホを活用すべきですし、ランニングを抑えるためには格安SIMベースの閉域モバイルがお薦めです。 ただ、その場合でも企業内のすべてのユーザーがスマホを必要とするわけではありません。 固定電話の方が使い勝手がいいユーザーはまだまだ多数派だと思います。

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