間違いだらけのネットワーク作り(925)2016/05/21
「デジタルよりも紙がいい」

   今週水曜日、毎年5月に開催しているICTイノベーションセミナーをNEC本社多目的ホールで行いました。 私の講演にはNTTデータ時代から毎回来てくれている方が何人かいます。 10数回参加しているということで、有難いことです。

 そういう人のほとんどは会ったことがあるのですが、お一人だけ会ってない方がいます。 今年はお会いしようとアポイントを取りました。

 アンケートには講演の感想を書いてくれている人も多く、「松田さんの説明が、楽しく、すばらしい」といったものがあります。 講演は役に立つ以前に面白くあるべきだ、と思っているのでこういうコメントを読むと嬉しくなります。

「デジタルよりも紙がいい」

  情報を伝える媒体として紙はどんどんデジタルにシェアを奪われています。 インターネットに加えて、2008年以降のスマートフォンの爆発的普及でその傾向は一層強まりました。 今や情報源の過半がスマホだという人も多いようです。

  しかし、やっぱり紙がいいなあと思うこともあります。 たとえば、じっくり何かを勉強したいとき。 パソコンの画面より書籍や雑誌、あるいはプリントしたドキュメントを読む方が頭に入りやすい。 楽しむことが目的の情報でも、やっぱり紙だ、と思うことがあります。

  この3枚の写真は昨日届いた「日経回廊」という冊子です。 日本経済新聞の電子版の購読者の中から選ばれた一部の人に贈られているようです。 こちらが希望した訳ではないのですが、1年あまり前から、2か月に一度届くようになりました。 毎回、テーマがあって、それに関する取材記事やコラムが掲載されています。 造本がぜいたくで、デザインがすばらしいので手に取るだけで楽しいのです。








ハードカバーでカラー印刷。 今回のテーマは「クラススポーツ」です。 かつて貴族のスポーツであったテニスやラグビー、乗馬といったスポーツを「クラススポーツ」と呼んでその現在を描いています。 

2枚目の写真はクラススポーツに関する本を紹介しているコーナーなのですが、本の写真を使わず、わざわざ細密なイラストを描いています。 このあたりが「ぜいたく」である所以です。 内容だけでなく、イラスト自体を楽しむことができる。

  3枚目のコラムは特集のテーマとは関係ない正岡子規に関するエッセイです。 上半分が文章、下半分が写真で8ページにわたって、「短命で病魔に苦しんだ子規が何故、明るさを周囲に放っていたのか」追究しています。 短い文章ですが、納得性があります。

  この冊子、無料で配布されているので価格表示がないのですが、紙の力、本の力を感じさせる立派な仕事だと思います。

  
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