間違いだらけのネットワーク作り(920)2016/04/09
「売れっ子と難しい人の違い」

 

 先週土曜日、京都研究会を開催しました。 研究会も懇親会も、その後の二次会もにぎやかでした。 東京、名古屋、松江、高知など遠くから参加してくれた方が多く、ありがたいことです。 とりわけ、松江から参加した5人はクルマで松江と京都をトンボ帰りで来てくれたのです。 片道3時間半、往復7時間をかけて来てくれたのにはちょっと感激しました。

  NTT高知の人はキーテレホンの販売がメインの仕事だそうです。 高知のキーテレ市場は年間10億円。 そこでNTT、NEC、OKIが競争しているのですが、NTT高知の主力はNEC製のAspireだそうで、NTTとNECは同じ製品をかついでいることになります。 製品的にはNECとOKIの戦い、ということです。 Aspireの競争力が強いそうです。 

  5月25日にNEC本社多目的ホールで下記セミナーが開催されます。 3万円くらいの価値があると思うのですが、無料で受講できます。 ぜひ、おいでください。

ICTイノベーションセミナー2016 「企業ネットワークの最前線:SDN、閉域モバイル、SIMフリー端末の活用」

「売れっ子と難しい人の違い」

 京都研究会では3人が講演。 私のテーマは「企業ネットの最前線を展望する-閉域モバイル、SIMフリー端末がこれからの主役」。 VAIO社の岩井さんには「VAIO Phone Bizが提案するビジネス向けSIMフリースマホの世界」、有賀貞一さん(元NRI常務、元CSK代表取締役)には「60代フリーター、ITベンチャー育成記」というテーマで講演いただきました。

この中でICTとは違うのですが、面白かったのが有賀さんの話です。 60代フリーターなどと言っていますが、AITコンサルティングという会社を持っていて、経済産業省産業構造審議会の人材WG委員長はじめ現在も多くの公職に就いておられます。 講演のポイントの一つはこのスライドです。



これはシニアだけに当てはまるものではなく、30代、40代の人にも使えるものです。 要するに会社を離れても価値がある人と、会社の中でしか価値を発揮できない人がいる、ということです。 売れっ子とは会社を離れても、どこでも必要とされる人、難しい人はその逆です。 個人としての人脈を持たず、「大企業の部長」だから関係が出来ている人は会社を離れたとたんに相手にされなくなる。 売れっ子は自分の頭と手を使って必要なことが出来る、有賀さんの言葉だと「ハンズオン気質」。 価値のない人は口は出すけど自分では何も出来ない。

これについては有賀さんから分かり易い事例が紹介されました。 大手銀行の財務部長からベンチャーに転職した人が、資金管理さえまともに出来ず結局はクビにしたそうなのですが、「なんであなたはそんなに仕事が出来ないのか」とクビにする前に聞かれて、「銀行にはSAPが導入されていて資金管理も財務も効率化されている。 この会社もSAPを導入すべきだ。」と言ったというのです。

10億単位の投資が必要なSAPをベンチャーが導入できるわけがない。 Excelがあれが資金繰りの管理ができる規模の会社なのです。 しかし、SAPのアウトプットは読めても資金管理の方法を知らない元部長には自分でExcelを使って資金管理することは不可能なのです。

大企業で集計された数字だけを見て予算管理するのが経営者の仕事だ、などと思っている人は間違いなく「難しい人」です。


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