間違いだらけのネットワーク作り(877)2015/05/16
「いいところなし、ドコモのガラホ」

    沢木耕太郎の「深夜特急」を読んだ人は多いでしょう。 私も単行本が出ると同時に読みました。 この本は第一巻と二巻が1986年に出版されたのですが、第三巻は6年後の92年に出版されました。 第三巻が出たときには「やっと出たか」と思ったものです。 沢木耕太郎は多くのノンフィクションを書いており、小説も何篇か書いていますが、「深夜特急」が最高傑作でしょう。 最近の作品は深夜と比べると筆力が落ちていると感じます。

  さて、クロサワコウタロウの「珍夜特急」という本はご存知でしょうか? 著者が1999年に敢行したパキスタンからポルトガルまでのバイクによる旅行を書いたものです。 題名は深夜特急のもじりですね。 この本はAmazonの電子書籍でしか読めません。 1冊300円で全6巻。 とても面白いです。 私は嫁さんが購入したものをKindleで読みました。 クロサワさんは自分で出版社を作ってAmazonで売っているようです。 70%が著者の取り分なので、300円の本が1冊売れると210円の収入です。 紙の書籍は印税が10%なので、210円を得るには2100円の定価をつけなければいけません。 それに、出版できるかどうかは出版社が決めるので自分ではどうにもできない。

 電子書籍は著者の収入を確保しつつ、安価な本を読者に提供できるという点が優れています。 これから電子書籍を自分で出版する人が増えるかも知れないですね。  

「いいところなし、ドコモのガラホ」

  今週、ドコモとKDDIがケータイ端末の夏モデルを発表しました。 KDDIは春モデルで初めて出したフィーチャーフォンの形をしたAndroid携帯、いわゆるガラホの新製品AQUOS K SHF32を発表。 KDDIの前日、ドコモはARROWS F-05G、AQUOS SH-06Gのガラホ2機種を発表しました。 このドコモのガラホがあきれる仕様です。 

  ガラホのメリットはフィーチャーフォンのいいところと、スマホのいいところを合わせ持ちながら、フィーチャーフォンの形と操作法を残していることです。 ところが、ドコモのガラホはフィーチャーフォンの必須機能とも言えるおサイフケータイがない。 スマホはカメラが命ですが、カメラは500万画素とか800万画素。 Wi-Fi、LTE、テザリングにも非対応。 フィーチャーフォンのいいところも捨て、スマホのいいところもないのです。

 KDDIのAQUOS K SHF32はおサイフケータイ、VoLTE、Wi-Fi、テザリング、すべて対応。 カメラは1300万画素。

 ガラホというアイデアも出荷もKDDIが先行し、ドコモは後追いなのにお粗末なスペックなのはどうしてでしょう。 

 ちなみに、KDDIのガラホは今月、手にして見る機会がありました。 ディスプレイが3.4インチと小さく、ピンチイン、ピンチアウトといった操作もできないのが難点だと感じました。


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