間違いだらけのネットワーク作り(874)2015/04/18
「WebRTCは生きているのか?」

あわただしく過ぎた1週間でした。 金曜日は朝早くに弁理士との打ち合わせをして、すぐ大阪へ日帰り出張。 天気が良くて新緑がきれいでした。 帰りの飛行機が遅れて羽田に着いたのが9時近くになったのが、がっかりでした。

 20日にITproの新しいコラム、「人材不足緩和の『特効薬』とは?が掲載されます。 京都研究会の模様とIIJ・鈴木会長の新著、「日本インターネット書紀」の書評を書いています。

「WebRTCは生きているのか?」

 久しぶりにWebRTCの記事を眼にしました。

Facebookが電話会社に? WebRTCで変わる未来

  WebRTC(Web Real-Time Communication)はプラグインなしでブラウザ間の音声チャットやビデオ・チャット、ファイル共有ができるAPIです。 Googleがオープンソースとして提供しており、W3Cで標準化が進められています。 私は2012年にWebRTCを使ったアプリを作っているベンチャーの人から紹介してもらいました。 しかし、この3年間、まったく盛り上がりを見せていません。

 通話アプリをスマホにダウンロードしなくても、ブラウザだけで電話やテレビ電話が出来る。 スマホごとに面倒な通話アプリの開発も不要。 電話の知識がないエンジニアでも通話アプリが簡単に開発できる。 いいことずくめのWebRTCですが、勢いがない。

 一つにはInternetExplorerがサポートしていないことがあります。 MSはGoogleが開発したWebRTCがメジャーになっては困るのでしょう。 二つにはWebRTCで品質のいい音声通話が出来るのか、という疑問があります。  世の中に山ほどあるスマホ用通話アプリは、通話品質を良くするため、スマホの機種に応じたチューニングをきめ細かくやっています。 ブラウザに用意されるWebRTCでそんな機種ごとの対応がされているとは思えません。 スマホ側がWebRTCで使われることを意識して、チューニングされていればいいのでしょうが、そんなことがされている訳がありません。

 WebRTCが目指す理想は理解できますが、それが普及するかどうかは分かりません。


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