間違いだらけのネットワーク作り(873)2015/04/11
「SDNベースのオンデマンド・ネットワークサービス登場」

  先週土曜日の京都研究会は暖かい晴天に恵まれ、東京、松江、高知など遠方からの参加者も多く、にぎやかに出来ました。 二次会をした祇園では夜桜がちょうど見ごろで、辰巳神社の周辺はすごい人出でした。 この神社は習い事の神様で、舞妓さんが芸事が上達するようにと、お参りするところだそうです。 研究会の様子や集合写真はITproの私のコラムに今月掲載しますので、ご覧ください。

 

  「SDNベースのオンデマンド・ネットワークサービス登場」

 KDDIが4月8日に新しいネットワークサービス、WVS2を発表しました。 

KDDI Wide Area Virtual Switch 2

報道発表前日の7日にKDDIの人が来て、サービス内容を説明してくれました。 2009年7月にサービス開始されたWVSもトラフィックフリーというアイデアが画期的でした。 今回のWVS2はそれを上回るインパクトがあります。 SDN機器をユーザーが購入してWANを構築しなくても、ネットワークサービス自体がSDNで出来ているのです。 1拠点に複数のグループ会社が同居している場合、従来は別々に物理回線を引いて別々にネットワークを作るのがふつうでした。 WVS2の仮想ネットワークを使うと、カスコン(カスタマーコントローラというWeb画面。ユーザーがさまざまな設定をオンデマンドで出来る)を使って一つの物理ネットワーク上に複数の仮想ネットワークを簡単に定義できます。 それぞれのネットワークに割り当てる帯域幅の指定も可能です。

アクセス回線のメニューもLTEを含めて豊富だし、セキュリティのアプライアンスも網が用意しているものをオンデマンドで追加出来ます。 WVS2の中にネットワークに必要な要素はぜんぶそろっていて、それらを簡単に組み合わせて使える、というイメージです。 AmazonのAWSがクラウドでしていることを広域ネットワークで実現したもの、とも言えるでしょう。

NTTコムにも仮想ネットワークのサービスはありますが、UniversalOneにくっつけられた感じで、一つのすっきりした利用体系になっていない。 オンデマンドで帯域設定できるサービスも海外で買収した企業のサービスにありますが、一体感がない。 WVS2のシンプルに一体化された高機能サービスに、どう対抗するのでしょうか? 選択肢が一つになったのではネットワーク業界がつまらなくなります。 NTTコムには頑張って、WVS2を上回るようなサービスを出して欲しいものです。


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