間違いだらけのネットワーク作り(835)2014/06/14
「KDDIのWVS2」

 
このクールのドラマも次々に最終回を迎えています。 MOZUの裏で、MOZUよりはるかに面白かったBORDERは先週終わりました。  残念なことに最終回が思いっきり暗い結末で、小栗旬演じる、死者と対話できる刑事が完全犯罪を犯した犯人を殺してしまったところでEND。  死者と会 話できるから真犯人が分かるのですが、証拠がない。  主人公が救われないまま終わったのですっきりしませんでした。  MOZUの最終回も一応見まし た。  すごいロケをして、映画と同じようなスタッフロールを流して終わりましたが、なんだかなあ。  過激な暴力シーン、タバコをやたら吸う、オカルト的殺人魔。  いったい何に感動すればいいんだか。 池井戸潤原作の2つのドラ マ、「ルーズヴェルト・ゲーム」と「花咲舞が黙ってない」はまだ回を残していますが、花咲の勝ち。  大仰なルーズヴェルトより、花咲の方が爽快です。
 
「KDDIのWVS2」

 
2009年7月にサービス開始されたKDDIのWideAreaVirtualSwitch。  この5年間、私の講演資料の「企業ネッ トワークの動向」の中に、「高速・高品質・低価格の実現」と書いてあるのはWVSのことでした。 トラフィック・フリーという面白いアイデアでこのキャッ チフレーズを実現したのです。  企業向け回線サービスの大ヒット商品と言えるでしょう。

 そのWVSがモデル・チェンジして、WVS2になるそうです。 

KDDI がSDN活用の新WANサービス「WVS2」、セキュリティ機能を網側から提供
 
 
ファイアウォールやIDS/IPSなどをネットワークの機能として提供するのが特徴で、7月末から受付、9月末からサービス開始とのこ と。
NTTコミュニケーションズも海外向けに似たようなサービスを7月から開始予定だそうです。

 実現方式はKDDIは物理的なアプライアンスを網側で用意するのに対し、NTTコムはNFVを使い仮想アプライアンスを用いるとのこと。

 さて、WVS2はWVS同様の成功を納めることが出来るでしょうか。  ファイアウォール等を網側で用意してくれるのは企業が物理的な運用から解放され るので楽になるかも知れません。 ただ、セキュリティ機能を網にまかせてしまうと、これまでの単純な回線サービスのように簡単にキャリアの変更が出来なく なります。

 私のネットワーク設計ポリシーの一つに「キャリアサービスなんて選択肢に過ぎない」、というのがあります。 いつでも別のキャリアに替えられるサービス でなければ、ユーザーはキャリアに対して主導権が持てません。 網が用意するアプライアンスを使うのも一案ですが、それが代替えしやすいものかどうか、と いう点は見ておく必要があります。


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