間違いだらけのネットワーク作り(827)2014/04/12
「京都研究会模様」

 
新年度が始まり、電車の中では新入社員が目立ちます。  毎年不思議に思うのは、半年も経つと新人らしさは消えてふつうのサラリーマンと 見分けがつかなくなることです。 フレッシュさを保つというのは無理なんでしょうか。  
 来週から私のオフィスは品川から武蔵小杉にある玉川ルネッサンスシティに移ります。 シティといっても街ではなく、NECの事業場です。  新幹線のす ぐわきに見えるビルの31階に入ります。 場所が変わることで気分転換できるかも知れません。

「京都研究会模様」

 
1週間前のこの時間は新幹線で京都に向かっていました。  正午前に京都駅について、同じ便で偶然同じ車両だった有賀さん、地元で事務局 をしてくれている指方さんと3人で昼食をとりました。  研究会には37人が参加。  そのうち3分の2が東京や松江など遠くからの参加者です。  最年 少は25歳、最年長は67歳でした。
 京都駅前にあるキャンパスプラザ京都で研究会をやった後、京都駅ビル内のレストランで24名が参加して打ち上げ、その後、祇園へ13人で出かけました。

 各講師の講演で印象に残ったところ(自分の講演で印象に残ったというのもヘンですが)を紹介します。 

講演1「『当たり前』が当たり前でなくなる時代の企業ネットワーク」−実践の中で、 新しいトレンドを作る“発見”をしよう−
            情報化研究会主宰 松田 次博
 私の講演で特徴を持たせたセクションは「身近な”発見”から見えるネットワークの未来」です。 タブレットの意味の再発見、LTEをあら ためて見なおした発見、電話アプリの百花繚乱で思うこと、の3つを取り上げました。  タブレットは低価格化と用途の多様化が進んでおり、パソコンとは まったく違った視点で活用すべきことを述べました。  LTEについては日経コミュニケーションの今月号に書いた「偉大なINSを超えるLTE」と同じ内 容です。 INSしか引けない瀬戸内海の島でLTEが使えたことを紹介し、光ファイバの代替としてLTEが充分な実力を持っていることを話しました。 電 話アプリの題材はLINE電話です。 前回、クイズ形式の図を示しましたが、その答と解説をしました。 これについてはまた、コラム等で書きたいと思いま す。



 
講演2「ビッグデータ時代のイノベーション方程式」
       東京大学先端科学技術研究センター 特任教授 稲田 修一氏
 

  稲田さんの講演ではこれからは価値実現よりも価値発見が大事であること、実現力ばかりを重視して企業の経営者を選ぶのではなく、価値発見で きる人材を重用することがイノベーションの実現につながる、という話が印象に残りました。 価値発見できる人材には「変わった人」が多いそうです。  イ ノベーションは失敗することの方が多い、失敗をマイナス評価せず、NiceTry、と認める風土が大切、という言葉で講演を締めくくりました。






 
講演3「ユティリティ化するIT利活用ー情報システムこれまで、これから」  
         AITコンサルティング(株)代表取締役  有賀 貞一氏
         (経済産業省産業構造審議会情報サービス小委員会人材育成ワーキンググループ主査)
 
 有賀さんの講演はいつもどおり、歴史を50年以上前にさかのぼり、幅広いテーマに言及するスケールの大きな講演でした。  全体を要約するこ とは難しいので、これからのICTがどうなるかまとめたスライドを紹介しましょう。 有賀さんのいうユティリティ化とはクラウド化と同義です。  クラウ ド化が進む中で次のようになるとのこと。
・ICTパワー生産・供給担当者(ユティリティ業者)はより専門的に
・ICTパワー活用者はより業務知識・経験豊富に
・情報システム部門の大変革(やることがなくなる)
・ユーザが自ら作りたいものを作る
・使いたいものを組み合わせる
・情報システムサービス業も二分化
・業務に役立つアプリ・コンポーネント製造業者(機器的製造)の発生
・クラウドインフラへの適用・運営サービス事業者の成長



*ここに書いてあ ることで質問、ご意見などありましたら下記メールへお知らせください。 

 tuguhiro@mti.biglobe.ne.jp


ホームページへ